外に出る時は熱中症対策を万全にしても、
直接太陽に当たらない家の中では
大丈夫だろう、ときがゆるみがち。
クーラーをつけ忘れた親が、家の中で
熱中症になってしまったらしく、
めまいと吐き気で寝込んでしまいました。
我が家の熱中症体験談についてお伝えします。
夏エアコンをつけないで親が熱中症に
ついこの間、妹の子供(孫)と元気に遊んでいた母が
めまいと吐き気で寝込んでいる、と連絡がありました。
え〜、どうして?!
と思ったら、原因は熱中症。
どうやら家に帰った後、しばらく冷房をつけずに
過ごしていたらしいんです。
ふらふらはするものの、意識はしっかりしているので
水分を取りながら休んで様子を見ている、とのことですが、
「家の中の熱中症」
って高齢者にはとても多いんですよね。
冷房嫌い、というわけでもないので
まさかうちの母が、という感じなんですが、
夏クーラーつけてくれないという親を持つ皆さま、
どうかお気をつけて!
家の中の熱中症はクーラーで防げたはず
母の話をすると、うちの親もクーラーをつけないから心配!
という人が結構いました。お年寄りって頑なに冷房を
拒む方がいらっしゃいますよね。
高齢者は暑さを感じにくいのか冷房をつけない人が多く
年だから少々具合が悪くなっても当たり前、
家の中(日陰)にいるから大丈夫、と軽く考えがち。
体感温度ではなく、温度計・湿度計を見てエアコンの
スイッチを入れるようにしないといけませんね。
家の中の熱中症は気温何度から注意が必要?
東京消防庁によると、6月から9月末までの期間で
熱中症による救急搬送が最も多かったのは、
・湿度55〜88%
の間です。気温が高くなくても、湿度が高いと
熱中症で救急搬送される人が増えるのです。
25度でクーラーは贅沢、電気代がもったいない、
と思ってしまいますが、湿度が高ければ25度でも
熱中症になる危険がある、ということですね。
湿度が高いから除湿しよう、ということなら
冷房はもったいない、と言うお年寄りもエアコンを
つけることに納得してくれるかもしれません。
クーラーを入れるかどうかは、温度計・湿度計の
数字で判断することを心がけましょう。
家の中の熱中症が最も多い発生場所は?
熱中症は、夏の直射日光だけでなく
6月頃から発症件数が増えますが、
高齢者は特に梅雨時の熱中症が多いのです。
室内では、気温が上がりやすく湿気の多い
・マンションの最上階
・入浴中の風呂場
・トイレ
・キッチン
などが注意が必要な危険箇所です。
風呂場やトイレなどクーラーがなく
湿気がこもりやすい場所は、通気をよくして
十分換気することが大切ですね。
熱中症によるめまいと吐き気は妹も経験していた
母が具合悪くなってしまった、と教えてくれた妹も
「めまいがひどくて、数時間寝込んでしまった。
ふらふらして階段が降りられなかった。」
ということが実はあったのだそうです。
やはり家の中にいた時で、暑い中つい片付けに夢中に
なってしまったのが良くなかった、と言っていました。
室内で熱中症になるのは赤ちゃんかお年寄り、
と甘くみることなく、私たちも家の中にいる時も
十分注意しないといけませんね。
熱中症の症状というと、体に熱がこもる
体温の上昇や意識低下が思い浮かびますが、
軽い熱中症の場合は、
・めまい
・立ちくらみ
・筋肉痛
・大量に汗をかく
といった症状がみられます。
頭痛や吐き気がして体がだるい、力が入らない、
という場合は、上記より危険度が高く、
体温が高く呼びかけても反応がないような場合は
重度の熱中症で直ちに救急要請が必要です。
まとめ
母の家も妹の家も、マンションです。
密閉性の高いマンションは、気をつけないと
熱気がこもりがち。特に妹は高層階なので
室内とはいえ、日差しがかなり強いのです。
家にいるのが自分一人だど、もったいないし、
エアコンはつけなくてもいいか、と思いがちですが、
高齢者の場合はそれが命取りになりかねません。
母も妹もしばらく休んで水分を摂ることで
無事回復しましたが、夏クーラーを利用する
することの大切を実感しました。
冷房が苦手な方でも、除湿はとても大切です。
エアコンを上手に利用しましょう。
梅雨からの蒸し暑い季節、どうぞお気をつけて
お過ごしください。