七五三のお祝いに欠かせない千歳飴。
紅白の長ーい「千歳飴」は子供の長寿を祝う縁起物。
袋の柄もおめでたく、可愛いので七五三のお参り、ご祈祷で神社からいただくだけでなく、写真館でもプレゼントされたりしますよね。
でも、特に3歳のお祝いでは、
まだ子供に「飴」はあげていないんだけど…
と困ってしまうお母さんが多いんです。
小さい子に千歳飴をあげていいの?
アレルギーの子も食べられる?
食べない場合はどうしたらいいの?
そんなお悩みにお答えします!
3歳の七五三の千歳飴、子供に食べさせる?
七五三の子供が手にぶら下げる千歳飴の袋。
着物と千歳飴の組み合わせはとても可愛いですが、小学校に上がるまでは、チョコレートや砂糖のかたまりをずっと口に入れている飴は子供にあげない予定、のお母さんは
もらった千歳飴の処分
に困ってしまうこともありますよね。
子供の興味を引く目立つものだけに、七五三の3歳児だけでなく、下の赤ちゃんまで欲しがったりしたらかなり面倒ですーー。
七五三の千歳飴は、当日神社でもらうだけでなく、写真館で七五三の記念撮影をするとプレゼントされたり、幼稚園の行事で千歳飴の袋を作り、飴を入れて家に持ち帰ってきたりすることもあるから大変!
3歳の七五三でもらう千歳飴、みんなどうしているのでしょうか?
A: 一口だけあげた
・切ったり折ったりするのは縁起が悪いかもしれないけれど、
長いままは怖いので、一口サイズに折ってあげました。
・下の子がいるので、見つからないように包丁で切って
小さくしたものをちょっとあげました。
A: 1本そのままあげた
・長いままあげました。飴の先端がちょっと尖ったくらいで
子供が飽きてしまったので、捨てましたーー。
A: あげなかった
・飴はまだ、と決めていたので3歳の時はあげませんでした。
小さく切って親ののど飴にしました。
多かったのが、一口あげた、という回答です。
千歳飴は縁起物ですし、七五三なので特別に!ということで、少しだけ食べさせてあげるという方が多いですね。
千歳飴は長いまま舐めるのが正しい食べ方
と考えがちですが「正しい食べ方」というものは特になく、
折ったり切ったりしても構いません。
長い飴を口に入れたまま走り回って転んだりすると危険ですし、3歳さんには小さくしてからあげると良いでしょう。
硬い千歳飴を包丁で切るのは大変です。
一番簡単に砕く方法は、袋に入れたまま机の角などで叩き割る、というやり方です。
袋から出して叩くと砕け散るので、袋に入れたまま割るのがおすすめです。
すぐに食べない場合は冷蔵庫で保存するとべたつくのを抑えることができますよ。
また、千歳飴はクッキングシートにのせてレンジでちょっと温めるとやわらかくなります。
クッキングシートを小さく切り、柔らかくした飴を丸めてキャンディのように両端を絞っても後から食べるときに便利です。
やっぱりまだ3歳の子供に飴はあげたくない、
という場合は、クックパッドなどのレシピサイトに千歳飴で作るプリンや大学芋などのレシピがあるので、飴以外のおやつを作ってあげてはいかがでしょうか。
七五三の千歳飴はアレルギーっ子も食べられる?
昔の七五三の千歳飴は、紅白と決まっていましたが、今はミルクや抹茶、苺ミルクなど色々な味があります。
神社でもらう千歳飴も、最近は紅白の飴ではなく子供に人気の「不二家のミルキー千歳飴」が入っていることもあるくらいです。
ミルクタイプは美味しくて食べやすいのですが、
不二家のミルキー千歳飴の原材料を見ると、
・加糖練乳
・砂糖
・生クリーム
・植物油脂
・食塩
・乳化剤
・紅麹色素通
となっています。
卵や小麦粉は入っていませんが、加糖練乳と生クリームが入っているので、牛乳・乳製品アレルギーの子供は食べられません。
乳アレルギーがある場合は練乳なしのさらし千歳飴を
昔ながらの「さらし千歳飴」の材料は
・砂糖
・澱粉(コーンスターチなど)
・野菜色素 (赤飴のみ)
というのが一般的です。
これなら乳製品アレルギーがある子供も食べられますね。
ただし、最近は昔ながらのさらし千歳飴でも練乳を入れてミルク風味をつけていることがありますので、原材料をよく確認してください。
千歳飴が食べきれない時は捨てずに再利用を
千歳飴は袋に2〜3本入っていますし、あちこちでいただくこともあるので親でもなかなか食べきれないですよね。
千歳飴は1本487キロカロリーあるということなので、太るのも心配です。
かといって、捨ててしまうのはもったいない!
水飴入りの千歳飴は、煮物などの料理に最適です。
カナヅチなどで叩いて使いやすいように割り、密閉容器に入れて煮物の砂糖がわりに使いましょう。
ピンクの飴でも問題なく使えます。
千歳飴を手で折ってからジップロックに入れ、上から麺棒で叩いて砕くという方法もあります。
これは紅茶やコーヒーの砂糖がわりになります。
ミルキータイプはプリンなどのお菓子に利用すると良いでしょう。
長いままだと使いにくい千歳飴ですが、普段の料理やお菓子作りに利用できますから、ぜひ活用してくださいね!
まとめ
3歳の七五三では、まだ甘い飴は食べたことがないという子供も多く、20cmくらいもある千歳飴をどうしよう、と悩んでしまいますが、千歳飴は小さく切ったり割っても構いません。
1本食べきれるわけがないし、食べ残しを取っておきたくないし、とお悩みの方は、割って少しずつおやつに出すと良いでしょう。
飴はまだ与えたくない、という場合は、プリンや大学芋など違うおやつにアレンジしてあげると良いと思います。
千歳飴は卵、小麦を含むことはほぼありませんが、ミルクタイプのものには練乳が使われています。
乳・乳製品に対してアレルギーがある子供に食べさせる場合は、原材料をよく確認して下さい。
自分で購入する場合は、乳製品不使用の昔ながらのシンプルな「さらし千歳飴」を選ぶようにしましょう。