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春の七草と秋の七草の違いと覚え方 中学受験に出る!?

投稿日:2018年7月21日 更新日:

春の七草と秋の七草は、季節以外にも
色々な違いがあるのをご存知ですか?

春の七草

春秋の七草の違いと、それぞれ7つの草花の
名前が全てわかる、という人は少ないと
思いますが、それだけにスラスラ言えると
ちょっとかっこいいですよね。

春の七草、秋の七草は中学受験の理科分野で
出題された過去もあるので、子供と一緒に
覚えるのもおすすめです。

暗記しやすい方法をご紹介します。

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春の七草と秋の七草の違いとは?

春の七草と秋の七草の違いは、まず
食べられるか食べられないか、です。

春の七草:食べられる
秋の七草:食べられない

春の七草

(せり)
(なずな)(ペンペン草)
御形(ごぎょう)(母子草)
繁縷(はこべら、はこべ)
仏の座(ほとけのざ)(田平子、たびらこ)
(すずな)(蕪、かぶ)
蘿蔔(すずしろ)(大根)

春の七草には、道端に咲くペンペン草や
仏の座など、あれ、これ食べられるの?
という草も含まれますが、きりたんぽ鍋に
欠かせない芹(せり)やカブ、大根が
入っています。

お正月のご馳走で疲れた胃を休ませてくれる
1月7日の「七草粥」はパックになって
スーパーにも並びますし、レトルトや
フリーズドライ食品にもなっていますね。

一方、秋の七草は食べられません。
花を観賞して楽しむものです。

秋の七草

(はぎ)
(すすき)(尾花)
(くず)
撫子(なでしこ)
女郎花(おみなえし)
藤袴(ふじばかま)
桔梗(ききょう)

葛(くず)は食用にもなり、桔梗(ききょう)
女郎花(おみなえし)は生薬としても
有名ですが、秋の七草は基本食べません。

女郎花

画像:女郎花(おみなえし)

春の七草と秋の七草の違い、といえば

春の七草は「節句」行事ですが、秋の七草は
特別な行事ではない、ということも違いです。

春の七草を食べる1月7日は五節句のひとつである
人日の節句(別名:七草の節句)でもあります。

五節句については重陽の節句で詳しく解説しています。

平安時代から1月7日に汁、粥を食べる習慣があり、
米と雑穀7種類の七種粥(ななくさがゆ)が
「若草摘み」の習慣と結びついて若菜の
七草粥(ななくさがゆ)になったようです。

室町時代(南北朝時代)に

せりなずな 五形はこべら仏の座 すゞなすゞしろ これぞ七草

という春の七草を詠んだ歌があります。

秋の七草には、節句のような特別な日
はありませんが、奈良時代の歌人
山上憶良(やまのうえのおくら)

秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花
萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴朝がほの花

という万葉集の2首が秋の七草の由来と
言われているので、春の七草より歴史自体は
古いのかもしれませんね。

(最後の「朝がほの花」は現在の朝顔ではありません。
 「かほの花」はカキツバタであると言われていますが、 
 この歌の「朝がほ」はキキョウとされています。)

春の七草と秋の七草の覚え方は?

春の七草の覚え方

春の七草の短歌は、覚えやすい歌です。

せりなずな 五形はこべら仏の座 すゞなすゞしろ これぞ七草

せりなずな、は七草粥を作るときの
「七草ナズナ、唐土の鳥が〜」の七草ばやしの歌
と合わせると忘れにくいですし、

最後の「すずな、すずしろ」も語呂が良いうえに
蕪と大根の別名、というインパクトもあり忘れにくい。

後は真ん中の「ごぎょーはこべらほとけのざ
を呪文のように暗記してしまえばOKです。

御形(ごぎょう)(母子草)

「ごぎょう」はこの黄色い花。母子草という別名があります。

繁縷(はこべら、はこべ)

「はこべら」はこの小さな白い花です。

仏の座(ほとけのざ)

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「ほとけのざ」はこの紫の花だと思っている人が多いですが、
春の七草の仏の座は、上の花ではなく「田平子(たびらこ)」です。

下の黄色い花が、春の七草の「仏の座(田平子)」になります。

仏の座(ほとけのざ)(田平子、たびらこ)

田平子(たびらこ)は、葉が仏様の円座に似ている
ことから「仏の座」という別名があるのです。

仏の座、という名前で有名なのは上の紫の花なので、
この紫の花が春の七草だと誤解されがちなんですね。

ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、
は身近な草花です。写真を見れば「ああ、これか!」
とすんなり覚えられるのではないでしょうか。

覚えにくい場合は『NHKにほんごであそぼ 春の七草』
を聞いて暗記する、という方法もあります。

NHKにほんごであそぼ『ちょちょいのちょい暗記』

「寿限無」や「数の名前」のほか、雨ニモマケズなどの
名文も収録されていて、大人が聞いても勉強になるCDです。

秋の七草の覚え方

秋の七草は、頭文字の語呂合わせで
暗記する方法が色々あります。

草の名前そのものを暗記する短歌と違い、
頭文字だけで草花の名前が出てくる必要が
ありますが、短い言葉なので覚えやすいです。

語呂合わせの暗記文つご紹介します。

お好きな服は?(オ、ス、キ、ナ、フ、ク、ハ)

ミナエシ、スキ(オバナ)、キョウ、デシコ、ジバカマ、ズ、

ススキの別名オバナを覚えておくことと、
最後の「わ」の発音を「ハギ」に繋げるのがポイントですね。

大きなハカマはく(オ、オ、キ、ナ、バカマ、ハ、ク)

ミナエシ、バナ(ススキ)、キョウ、デシコ、フジバカマギ、

2回出てくる「オ」はオミナエシとオバナ。
バカマという言葉でフジバカマを連想するのがポイントです。

フジバカマ

写真:藤袴(ふじばかま)の花

ハスキーなおふくろ(ハ、ス、キー、ナ、オ、フ、ク)

ギ、スキ(オバナ)、キョウ、デシコ、ミナエシ、ジバカマ、

これもススキの別名オバナを覚えておく必要がありますね。
また、おふくろの最後の「ろ」は不要なので混乱しないように!

・お好きな服は?
・大きなハカマ履く
・ハスキーなおふくろ

この中から自分は一番暗記しやすい文を選んで、
秋の七草を覚えてみてください。

春と秋の七草が中学受験にでる?!

春の七草、秋の七草は忘れてしまっても
ネットで調べればすぐにわかるのですが、
中学受験でたまに出題されることがあります。

最近はあまり出題されない、とのことですが
中学入試で出題される「季節と生き物」は
身近なものが多いこと、一般教養としても
役立つことから、余裕があれば暗記したい
ところです。

「春の七草」は理科4年生に掲載されていますし
中学入試では、植物の名前から春夏秋冬、
どの季節のものがわかる、ということが
大切ですので、完全に覚えられなくても
さらっと知っておくと良いと思います。

まとめ

春の七草と秋の七草は、食べられるか食べられないか、
節句か節句ではないか、という違いがあります。

春秋、どちらも生活に馴染んだ身近な草花が
七草として選ばれていますが、仏の座など同名の
違う植物があり混乱しやすいので、覚えるときは
間違えないよう注意してくださいね。

七草の名前を暗記するときは、

「春の七草」は

せりなずな 五形はこべら仏の座 すゞなすゞしろ これぞ七草

という短歌そのものを暗記し、

「秋の七草」は

・お好きな服は?
・大きなハカマ履く
・ハスキーなおふくろ

という語呂合わせ文で覚えるのが簡単です。

小学校の理科4年生でも取り上げられている
「春の七草」は人日の節句という伝統行事とも
関連があり、中学受験に出題されたことも。

親子で競争しながら、楽しく覚えてくださいね。

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