11月22日は「いい夫婦の日」
祝日というわけでないし、特に何をするでもなく
何もしない、という方が多いと思いますが、
11月22日は「いい夫婦の日」だ、
という認知率もあがってきて、最近は
ベストカップル以外にも様々なイベントが
行われるようになりましたね。
プレゼントや特別な料理を作ってお祝いする
ほどのことはないけれど、せっかくだから
ちょっとそれらしいこともしようかな、
というときにおすすめなのがこちら!
よもぎ(よもぎ餅)
です。その理由をお話しします。
いい夫婦の日の食べ物なんてあったの?!
11月22日は「いい夫婦の日」です。
11月22日が「いいふうふ」と読めるから、
という語呂合わせが由来なのですが、
いい夫婦の日は、1988年に財団法人余暇開発センター
(現日本生産性本部)によって提唱され、10年後の
1998年には「いい夫婦の日」をすすめる会を設立
して普及に努めてきたんですって。
2000年に「パートナー・オブ・ザ・イヤー」という
理想の夫婦を選ぶイベントが始まってからは徐々に
認知度も高まり、11月22日に入籍するカップルも
増えてきました。
(第1回パートナー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは
中村橋之助・三田寛子夫妻でした。)
2000年以降に選出されたカップルには、
実はすでに離婚された方もいらっしゃるのですが、
11月22日=いい夫婦の日
は着実に定着してきた感がありますよね。
娘のお友達にこの日生まれの子がいるのですが、
「私のお誕生日はいい夫婦の日なんだよ〜!」
ってニコニコ教えてくれました。
最近は「いい夫婦の日」の食べ物、と
いうのもあるのですが、ご存知でしたか?
いい夫婦の日の食べ物、それは
2011年に上野忠(ウエノチユウ)という
製菓材料の製造と製菓・製パンメーカーへの
原料供給を行っている会社が
「いい夫婦の日にお菓子を食べて絆を深めて」
と提唱した「ヨモギ」です!
いい夫婦の日によもぎが選ばれた理由は花言葉
ヨモギ(蓬)といえば、3月の雛祭りの菱餅(ひしもち)
5月の端午の節句の菖蒲とヨモギの魔除け
を思い浮かべる方が多いと思いますが、
「旬」は春(3月〜5月)なんですよね。
どうして11月にヨモギなのかしら?
と思ったら、よもぎの花言葉が
「夫婦愛」「決して離れない」「幸福」
なんですって。
上野忠さんは製菓材料としてヨモギを扱っており、
このヨモギの花言葉はいい夫婦の日にぴったり!
ということで「いい夫婦の日プロジェクト」
を立ち上げたのです。
ヨモギって葉っぱはよく知っているけれど、
花ってどんなのだっけ?
と思いますが、柔らかい若葉のあとすくすくと伸び、
夏から秋にかけて花が咲くんです。
ヨモギの花はシソの実のように小さくて
色も茶色っぽく、とても地味なので、
気づく人は少ないかもしれませんね。
ちなみに、ヨモギの花は
2月29日と12月1日の誕生花になっています。
いい夫婦の日によもぎ餅はいかが?
「いい夫婦の日プロジェクト」には
和菓子屋さんだけでなく洋菓子屋さんも
参加しているので、ヨモギのロールケーキなど
よもぎを使用したスィーツもたくさんあります。
でも、私はよもぎはやっぱり和菓子が好き!
子供の頃からよもぎ餅が大好きなんです。
ああ、美味しそう!
あんこではなく蜜をかけたものも好きです。
よもぎ餅は草餅ともいいますが、昔は草餅の
草はよもぎではなく母子草*だったんですって。
*母子草(ハハコグサ)というのは
春の七草の御形(ゴギョウ)のことです。
過去記事に写真がありますので良かったらどうぞ!
お菓子を食べて夫婦の絆を深めて、というのが
「いい夫婦の日プロジェクト」ですが
ご夫婦どちらかが甘いものは苦手、という
場合もあると思います。
よもぎはビタミン、ミネラルが豊富で
特に食物繊維と鉄分を多く含む食材ですから
甘いものが苦手な場合は、甘くないヨモギ餅を
夫婦の日の食卓に取り入れてみてはどうでしょう?
ヨモギ餅というとあんこやきな粉の
甘いイメージが強いですが、
・醤油と海苔
・バター醤油
・ごま醤油
・チーズ
・塩昆布
・大根おろし
とも合いますし、油で揚げておかきにしたり
焼いて味噌汁、鍋料理に入れても美味しいですよ。
まとめ
「夫婦愛」「決して離れない」「幸福」
という花言葉を持つヨモギ。
バラや百合のような華やかな花ではなく
地味な野草、というところが
なんだかかえって夫婦らしいような…
日本は子供のことばかりが優先されて
夫婦の時間が軽視されがち、と言われています。
いい夫婦の日にはよもぎ餅を食べながら
二人でゆっくりお茶を飲む時間を
楽しんでみてはいかがでしょうか?