11月の酉の日に行われる酉の市。
浅草・鷲神社の酉の市は、熊手だけでなく
ずらりと並ぶ食べ物屋台もお楽しみですね!
たこ焼き、もんじゃ、ベビーカステラから
酉の市ならではの「芋かん」「切山椒」
たくさんある屋台から、ぜひここで食べて!
というおすすめ屋台をご紹介します。
子供と楽しめるエンタテイメント性のあるものや、
軽食・おやつ系の酉の市下町グルメをまとめてみました。
浅草酉の市で下町グルメを楽しもう!
東京浅草の酉の市には、お祭り屋台だけでなく
下町の美味しい店の屋台も多数、出店しています。
普通のお祭り屋台とはちょっと違う、
江戸文化を感じる下町グルメ、
伝統の和菓子などを紹介します。
鷲神社の境内は熊手、熊手、熊手!で
食べ物は何もなさそうですが、
鷲神社の鳥居をくぐってすぐ右手に
「芋かん」「切山椒(きりざんしょ)」
があります。縁起物なので、ぜひ。
酉の市の屋台は750軒!と都内でも最大級。
南は西浅草三丁目の信号付近まで
ずうっと道路に出店が並ぶんです。
酉の市の会場である鷲神社・長國寺の場所は
・入谷、三ノ輪からは徒歩7分
・浅草からは徒歩15分、距離にして1km超
です。距離は遠くなりますが、最寄駅の入谷、三ノ輪ではなく
浅草雷門からぶらぶら歩くのも賑やかで楽しいですよ。
関連記事:東京浅草酉の市の最寄り駅
24時間続く酉の市では、寒い夜におでんで一杯できる
テーブルと椅子がある居酒屋のような屋台が人気ですが、
今回は混雑の少ない昼間、子連れでも楽しめる
屋台についてご紹介していきたいと思います。
浅草鷲神社境内で酉の市屋台限定のお土産を
酉の市名物、といえば、先にご紹介した
芋かん(頭の芋)と、切山椒(きりざんしょ)
です。どちらも酉の市でしか買えない限定品です。
人の頭に立って出世できる頭の芋
「芋かん」さんが商っている、頭の芋(かしらのいも)は
八頭(やつがしら)という里芋の一種ですが、
コロコロ小さな里芋とは違い、ボールのように丸くて
とにかく大きい!のが特徴です。
人の頭に立って出世できる、という八頭は
ひとつの芋からたくさんの芽が出るので、
「子宝に恵まれる」「子孫繁栄」
という意味もある縁起物です。
おかめ熊手パッケージが嬉しい切山椒
酉の市から餅米と粟で作られた「黄金餅」がなくなり、
浅草酉の市の名物和菓子といえば
切山椒(きりざんしょ)
になりました。「酉の市」と書かれた袋には
おかめさんの熊手がデザインされていて、
浅草酉の市のお土産にぴったりです。
ほのかに甘い柔らかなお餅に山椒の風味が爽やか。
年の瀬を告げる正月用の餅菓子で、
食べるとひと冬風邪をひかないという縁起物です。
酉の市で下町浅草の老舗屋台を楽しもう!
浅草名物「雷おこし」に舟和の「芋ようかん・あんこ玉」
べったら漬け、金太郎飴、などなど
酉の市の食べ物屋台は、下町の老舗も出店しています。
そのなかから、4店紹介したいと思います。
やげん堀の七味
浅草酉の市の名物といえば、やげん堀の七味(しちみ)
七味唐辛子をブレンドしながら材料を説明する
流暢な売り口上が「寅さん」みたいで情緒があります。
七味(しちみ)というのは関西の言い方で、
昭和21年に当用漢字が制定されて七味=しちみ
になるまでは「なないろ(なないろとんがらし)」
と呼ばれていたんですって。
七つの味は、
粉山椒、黒胡麻、陳皮(みかんの皮)
です。唐辛子が2種類ありますが、生唐辛子は
食欲増進効果があり、焼唐辛子は匂いがよいそうです。
握りばさみ一丁で作り上げる飴細工
柔らかい飴が、握りばさみでちょんちょんと
切っていくだけで見事な鳥や動物になる飴細工。
初めて見た時は子供ながら本当に感激しました。
江戸伝統の職人技は今見ても惚れ惚れします。
芸術的すぎて飴なのに食べるのがもったいない!
*浅草酉の市の七味とあめ細工はyoutubeに動画があります。
興味がある方は探してみてくださいね。
深川不動のベビーカステラ(東京荒川中澤製菓)
お祭り屋台の定番、ベビーカステラ。
あの甘〜い香り、つい誘われますよね。
ベビーカステラのおすすめが、東京荒川
中澤製菓の「深川不動のベビーカステラ」です。
浅草の酉の市にも屋台が出ているんですよ。
焼きたては表面がカリッとして中はしっとり、
冷めてからはモッチモチなのが特徴の
美味しいベビーカステラです。
地元の人気店「三島屋」のたこやき
屋台ではなく、お店が屋台が出る通りにある三島屋さん。
和菓子と焼きそば、もんじゃ、お好み焼きなど
下町グルメが楽しめるお店で、酉の市ではここの
あっさりふわふわのたこ焼きに毎年行列が出来ます。
混雑する酉の市では難しいかもしれませんが、
店内で食べる焼きそばもんじゃもランチにおすすめです。
酉の市限定佃煮、鮒金さんが閉店…
残念なのが、酉の市限定の佃煮(つくだに)
を販売していた鮒金(ふなきん)さんが
2017年6月30日に閉店されてしまったこと。
鮒金の酉の市セットを楽しみにしていた方
も多いと思いますが、店主の高齢のため閉店
とのことです。
まとめ
浅草酉の市でおすすめのお土産は、
頭の芋と切山椒。
食べるだけでなく見ても楽しめる
江戸情緒あふれる屋台が、
七味と飴細工です。
屋台の定番、ベビーカステラとたこ焼きは
深川不動のベビーカステラ
三島屋のたこやき
がおすすめです。
浅草散歩を楽しみながら、探してみてくださいね。
酉の市関連記事:
酉の市の熊手の選び方!浅草で人気の露店と買い方は?
酉の市で買った熊手の持ち帰り方は?どこに飾る?処分する時は?