こんにちは、まめりんごです。
今日は養護教諭になるには、の記事の追記として「金沢に住んでみた感想」を書いてみますね。
何分、昔の話ですのであまり参考にならないかもしれませんが、
太平洋側の雪が少ない地域から日本海側の石川県金沢市に引っ越してこんな失敗をした!という体験談なら今でもまだお役に立つかと思います。
東京から地方大学の国立大学に進学、と言っても別科なのでたった1年間ですが、金沢で大学生として一人暮らしした経験談をお話ししたいと思います。
ゆるっと気楽に読んでいただくと嬉しいです。
看護師から養護教諭目指して金沢大学へ
今回は金沢の暮らし、金沢大学時代のまめりんごの個人的な思い出話です。
看護師から養護教諭なるには、についてはこちらの過去記事をご覧くださいね。
金沢での生活を一言でいうと
とっても楽しかった!
につきます。
良い仲間や先生に恵まれ、二度目の学生生活をエンジョイすることが出来ました。
実は私、学生証を手に入れたことを利用して、金沢で学生料金で自動車免許も取得したんですね。
教習所で苦労して後半は一人ブルーだったこともありますが(不器用なので、、、大変でした)金沢はとても良い所でしたよ。
○○以外は!
金沢大学ってこんなところ
金沢といえば「加賀百万石」の加賀藩。
最初に写真を載せた「兼六園」はじめ、見どころがたくさんあり、茶道・花道など伝統文化、金箔・漆・加賀友禅などの工芸品が有名です。
当時、金沢大学はそんな加賀藩の城跡金沢城址にキャンパスがありました。
私が入学した年は、現在の角間キャンパスがほぼ完成していましたが、教育学部はまだ「城内」と呼ばれるお城の中でした。
石川門の前に「金沢大学」と掘られた石があり、ここからは「大学関係者以外立ち入り禁止」となっていて観光客は入れなかったんです。
今は公園になって石川門の中の建物なども自由にみることができるようですが、
「お城が大学になっている」「お城の大学」
というものは世界でも金沢とドイツの2校のみだったと思うので、移転はとても残念です。
そうそう、今は「教育学部」とも言わず「学校教育学類」というそうですね。
現在の金沢大学の住所は、
医学類 宝町キャンパス 石川県金沢市宝町13−1
それ以外 角間キャンパス 石川県金沢市角間町
となっているので特別別科も角間でしょう。
角間キャンパスは、当時は「何もない、、、」という印象で、今も誰に聞いても「山の中」と答えますが、イオンもできお店もどんどん増えている、ということで学生街らしく便利になってきているようです。
保健医学以外の学科が集結しているということで、活気ある大学生活を送れるのではないでしょうか。
金沢での住まいは賃貸アパート
大学には白梅寮(はくばいりょう)という女子寮がありますが、別科で入寮していた子はいなかったような、、、
白梅寮は角間町から遠いですし、角間キャンパスの近くでアパートを借りることになるでしょう。
物価が安い、という記憶はないですが、角間付近なら高いということもないと思います。
山の麓からキャンパスまでは徒歩30分ですが大学行きのバスがあるそうです。
車を持っている学生も多いですが、別科では駐車場の許可も難しいと思うし、通学は徒歩かバスでしょうね。
金沢の冬に注意!日本海側は気候が違う!
金沢で大変だったのは冬の気候です。
東京など太平洋側では「冬=乾燥」ですが
北陸は違う!
冬=湿気
です。冬はジメジメです。
冬になると毎日毎日「雪、雨、ほんのちょっと晴れ間」というお天気が延々と続き、道路が乾く日はありません。
軒先には氷柱(つらら)が下がります。
「弁当忘れても傘忘れるな」は本当です。
「東京の子が加湿器持ってきた!」
という笑い話をよく聞かされましたが、
必要なのは「除湿機」です。
学生には贅沢ですが、布団乾燥機もあれば便利でしょう。
まさか、冬に布団がカビるとは思いませんでした。
冬の湿気には、本当に本当にご注意ください。
地元の子は冬帰省するとお肌の調子が良くなるそうですが、私は寒い時の湿気は心身ともにダメで、帰りたくなりました。
ふゆ、は辛かったです。
しかし、適応力ってあるのですね。
年末年始に東京に帰省した時、
「こんな暑いのになんでみんなコート着てるの?!」
と周りの服装に衝撃を受けました。
いつの間にか、寒さに強くなっていたー。
別科は1年なので春夏秋冬一度きりでしたが、2年も過ごせば冬にも慣れたかもしれません。
そうそう、雪国の人は
「東京の人はちょっと雪が降るとすぐ転ぶ」
と笑いますが、これは履いている靴が違うせい、ということもわかりました。
雪が降る地域ではパンプスにもギザギザの滑り止めが必ずついているのです。
一枚革の革底の靴で雪の上を歩いたら、どんな人だって転びますよーーー。
東京の人は雪国仕様の靴がないだけです!
金沢大生は地元で大事にしてもらえる
金沢大学は、地元では金大(きんだい)といい、金沢大学の学生はきんだいせい、と呼ばれます。
キンダイというと普通は近畿大学の近大ですが金沢でキンダイと言ったら「金大」なのです!
金沢大学の前身は旧制第四高等学校。
(上の画像は四高記念館です)
全国に8校しかない”ナンバースクール”だった「四高」は今も金沢の誇りだとか。
金沢のお店などで「学生さん?どこの学校?」と聞かれ「金大です」と答えると、「そうなの!うちの孫もね、金大なのよ〜。」などと言われることがよくありました。
金大生には優しくしてくれる印象です。
お店といえば、買い物した後お客さんが「ありがと〜」と言って帰るのがとても感じよく、私も真似していました。
方言は東京出身の私からは関西弁に近く聞こえましたが、関西弁とは全く違うそうです。
語尾に「まっし」がついたりしますが、意味がわからない、聞き取れない、とことはなかったです。
金沢の居酒屋のお刺身はすごく美味しい!
学生に人気だったのは第7ギョーザのホワイト餃子。
ちょっと調べてみたら今も人気みたいですね。
ギョーザや学生向けの安い定食屋さんばかりでグルメには縁がなかったですが、居酒屋で食べた魚やアワビはとっても美味しかったです。
海老の塩辛とか、珍しいものも食べました。
遊びに来た友達と行った太郎のお鍋も美味しかった!
古い町並みや美術館だけでなく、海や山(星も綺麗)も満喫できる、良いところでした。
交通手段は学生の財布に優しい高速バスを利用
北陸新幹線が出来て便利になりましたが、当時は高速バスを利用していました。
今も節約するならバスだと思います。
スキーの時期は高速が渋滞するので、寝て起きたらまだ同じスキー場だった、、、なんてこともありましたが、それも思い出です。
養護教諭になるための教育実習
勉強のことを全然書いていませんでした!
印象に残っているのはやはり教育実習です。
金沢大学には
・金沢大学附属小学校
・金沢大学附属中学校
・金沢大学附属高等学校
・金沢大学附属特別支援学校
があり、市内の公立校だけでなく、これら附属学校も養護教諭の実習の場になります。
私は附属校での実習だったのですが、病院とは違い学校の先生方は良い方ばかりで、講義に来てくださっていた養護教諭の先生(先輩)もこんな養教になりたい!と思うとても素敵な方でした。
ここはあまり詳しく書くと特定されそうなのでごめんなさい、学部生と共通の授業もあってとても楽しかったですよ。
特別別科の場合は、きちんと授業に出て修了すれば養護教諭一種免許を申請できます。
教員免許に国家試験はありません。
ただ、教員採用試験に合格し採用されなければ、養護教諭にはなれません。
授業や実習と並行して教採対策を行うようにしてください。
そして、太平洋側から金沢に行く方は、暗くて湿った冬の準備(覚悟)をお忘れなく!
思いつくまま書いてしまいましたが少しでもお役にたてば嬉しいです。