チキンが嫌い、という家族がいると
クリスマスのメニューって悩みますよね。
日本のクリスマスのご馳走といえば
ケンタッキーなど鶏肉がメインで
頑張って手作りするなら鶏や七面鳥の丸焼き、
ローストチキンやローストターキー、
のイメージですが、
世界各国のクリスマス料理を見てみると
ヨーロッパでもメインがチキン以外、
という国って案外多いんです。
チキンが苦手な方におすすめの
クリスマスの肉料理を紹介します。
チキンは嫌い!クリスマスのメインはどうする?
日本ではクリスマスといえばチキンですよね。
クリスマスは欧米の行事、アメリカやヨーロッパでは
クリスマスに鶏や七面鳥、ガチョウなどの
「鳥の丸焼き」を食べている、テーブルにどーんと
チキンやターキー、ガチョウのローストが置かれている
イメージですよね。
実際、アメリカ(ハワイ)やロシアでは
クリスマスにローストチキンやガチョウとリンゴを
オーブンで焼いたものを食べますし、
ドイツではチキン、ターキーの他に
ガチョウ、カモ、アヒルの丸焼きロースト、
フランスにはクリスマス用に飼育されたシャポン
という超高級鶏があります。
ですが、ヨーロッパのクリスマスのメインは鳥か?
というと決してそうではありません。
北欧、東欧、南欧多くの国で鳥ではないものが
クリスマスのメインディッシュになっているんです。
クリスマスのメインディッシュは豚?!
鶏の丸焼き以外のクリスマスの肉料理、
と聞くと「ローストビーフ(牛肉)」
を思い浮かべる方が多いでしょう。
ですが、ヨーロッパの多くの国の
メイン料理は牛ではなく豚!
多産で余すところなく食べられる豚は
古くから幸せの象徴だったからです。
特に北欧では豚は幸運のシンボル。
スウェーデンではクリスマスシーズンに
豚もも肉で作られた「クリスマスハム」が
一人につき1キロも消費されるとか。
北欧といえばサンタクロースの国ですが、
サンタのお手伝いをする妖精ニッセは
豚に乗ってやって来るんですって。
大きな塊のクリスマスハム(骨つきもあり)
にマスタードを塗って細かいパン粉をかけ、
オーブンでじっくり焼いて厚切りで食べます。
ハムならば、日本でもこの時期「お歳暮」で
立派な布巻きハムをいただいたりしますよね。
クリスマスはチキンではなく
北欧風にハムステーキ!はいかがですか?
そのままでは簡単すぎてクリスマス料理の
メインには物足りないハムステーキですが、
手作りソースを添えればディナーっぽくなります。
ハム(豚肉ロースト)におすすめのソースは
・リンゴソース
・プラムソース
・タルタルソース
・ハニーマスタードソース
・オレンジソース
・トマトソース
など。ローズマリー(ハーブ)を
添えて焼き上げるのもおすすめです。
クリスマスのメインのお肉に豚の丸焼き
スウェーデン、フィンランドでは
「クリスマスハム」を食べますが、
クリスマスに「豚の丸焼き」を食べる
という国もたくさんあります。
ルーマニア、ブルガリア、ギリシャのクレタ島
ブラジルなどではクリスマスのために育てた豚を
丸焼きにして余す所なくいただきます。
豚の丸焼きは日本ではあまり馴染みがない
食べ物ですが、豚を丸々一匹食すというのは
大変贅沢な「大ご馳走」なのだそうです。
クリスマスなどお祝いの豚の丸焼きは、豚が
「赤いリンゴ」をくわえていることもあります。
豚の口が開くように、という理由らしいですが、
くわえたリンゴが来世で心臓になる、という
意味もあります。
アダムとイヴのキリスト教以前のリンゴは
聖なる女神の不死の心臓の象徴だったからです。
子豚の丸焼きは日本でも購入できます。
BBQを盛り上げるメインディシュとして
じわじわと人気のようですが、オーブンでも焼けます。
通販で買える子豚の丸焼き。
写真だとかなりインパクトがあるので
イラストにしましたが、絵でも
かわいそうになっちゃいますね。
ミルクフェッド仔豚 丸焼 皮付豚肉
日本で豚肉が一般的に食べられるようになったのは
明治時代ですが、沖縄では琉球王朝時代から養豚文化
があり、豚の丸焼きのお店もあります。
まとめ
チキンが嫌い、という人におすすめの
クリスマスのメインの肉料理は豚肉です。
豚は幸運のシンボルとして北欧などの
ヨーロッパではクリスマスのメインディッシュ
になっています。
手軽なハムステーキもソースを工夫すれば
クリスマスのご馳走らしくなりますよ。
最近のバーバキューで話題の豚の丸焼きも
クリスマスの食卓にかかせない縁起の良い
食べ物なので、機会があったらぜひ
食べてみてください。
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