チキンが嫌いな家族や彼、彼女に
おすすめのクリスマスのメニュー。
お肉編 に続いて魚(シーフード)の
メインディッシュを紹介します。
クリスマス料理というとチキンや
ローストビーフが思い浮かびますが、実は
キリスト教の伝統が色濃く残るヨーロッパでは
「魚」がメインの国も多いんです!
なぜクリスマスに魚を食べるの?
という理由と、クリスマスディナーに
ぴったりの豪華に見えるシーフード料理
の人気レシピを紹介します。
チキン嫌いのクリスマスに魚をおすすめする理由
北欧やイタリア、スペインではクリスマスに
チキンやターキーではなく魚を食べます。
また、クリスマス当日は肉を食べるけれど、
クリスマスイヴは魚、という国もあります。
これは聖書にあるイエスキリストが40日間
荒野で断食した、というエピソードに基づき、
復活祭(イースター)やクリスマス前の40日間は
「肉は食べない」
として魚以外の肉を控える習慣があったためです。
干したタラを発酵させた「ルーテフィスク」
ハンガリーのクリスマス料理
魚をトマトとパプリカで煮込んだ「ハラースレー」
ポーランドのクリスマス料理
鯉(コイ)を油で焼いたもの「カルプ・スマジョーヌィ」
などが有名で、スペインでも各州に
「クリスマスの魚料理」があります。
また、クリスマスはカンネッローニという挽肉を詰めた
パスタ料理が定番のイタリアでも、イブのディナーに
「7種の魚介」を食べる伝統があるそうです。
「魚」はキリスト教のシンボルでもあります。
キリスト教の行事であるクリスマスに
魚を食べるのは、とても自然なことなんですね。
クリスマスのメインディッシュになる魚料理
日本で魚のご馳走、といったら「お寿司」を
思い浮かべる人が多いはず。クリスマスに
手巻き寿司パーティ、ももちろんいいのですが、
クリスマスなので魚料理も洋風に、外国っぽい
メニューにしてみてはいかがでしょうか。
尾頭付きの魚で作るアクアパッツァは
豪華に見えて意外と簡単な魚料理。
魚介を白ワインで煮るイタリア料理です。
赤いプチトマト、緑のハーブを添えると、
よりクリスマスらしくなります。
アクアパッツァのレシピ&作り方動画です。
動画のハーブはイタリアンパセリです。
丸ごと一匹の魚を調理するのが大変な場合は、
切り身になっている魚を利用すると簡単です。
クックパッドの人気レシピを紹介します。
真鯛など白身の魚ならなんでもOK。
つくれぽ3000人超!本にも掲載されたレシピです。
シーフードのクリスマス、一品でも豪華版
魚介をふんだんに使ったパエリアやパスタ、
最後はご飯を入れてリゾットにしても美味しい
ブイヤベースは、それ一品で華やかなので
クリスマスパーティーにおすすめです。
エビやムール貝などを入れると、簡単なのに
とても豪華な雰囲気になりますよ!
簡単で作りやすいレシピを紹介します(*写真はイメージです)
普通のフライパンで作るパエリアレシピ
トマト缶ペスカトーレ&本格ボンゴレ レシピ
ペスカトーレとボンゴレの違いは、ペスカトーレは
色々な魚介をトマトソースで煮る漁師風のパスタに対し、
ボンゴレはあさりなど二枚貝のパスタ、ということです。
イカやエビ、ホタテなど色々な魚介で作るペスカトーレは
旨味が濃厚でどんなパスタにも合い、あっさりした
ボンゴレはスパゲッティなど細麺で作ります。
ボンゴレにはトマトソースを使うボンゴレ・ロッソと
トマトを使わないボンゴレ・ビアンコがあります。
簡単だけどシェフの味!ブイヤベース レシピ
ブイヤベースは南フランスの魚介料理。
フランス式魚介の寄せ鍋です。
イタリアのペスカトーレのように元々は漁師料理ですが
洗練されてマルセイユの名物料理となりました。
具沢山なのでサラダとガーリックブレッド、バケット
などのパン、そしてワインがあれば立派なご馳走になります。
シーフードを食べ終わったあと、ご飯と粉チーズを入れて
リゾットにするのもおすすめです。
まとめ
ヨーロッパのクリスマスイブのディナーの
メインにも登場する魚料理。
ローストチキン、ローストターキーの
華やかさ、豪華さに負けない豪華でお洒落な
シーフード料理をご紹介しました。
見た目や味は本格的でも、家庭でも作りやすい
レシピなので、ぜひ作ってみてくださいね。
魚介のスープの旨味が溶け込んだ暖かい
魚料理は冬の食卓にもぴったりです。
楽しいクリスマスを!