窓の掃除はガラス磨きだけでなく、さん(レール)に溜まった砂・泥の土埃を綺麗にするのがまた大変ですよね。
掃除機の細いノズルやブラシも届きにくいし、(しかも泥汚れを掃除機で吸っていいのかも微妙)古い歯ブラシで汚れをかき出そうとしても、歯ブラシのヘッドが入りそうで入らない!
窓ガラスが重なる部分など、届きにくくてイライラしますよね。
窓のサッシのレールのような溝部分に固まってしまった泥やほこりを綺麗に取り除く方法についてお伝えします。
窓のサッシの砂のお掃除方法は?
窓のサッシの溝は、砂、土、埃が混ざって固まりやすくお掃除するのが、とても大変ですよね。
掃除機や雑巾ではなかなか隅の汚れが取れません。
何を使ってお掃除すれば良いのでしょうか?
家にあるもの、100均ショップにあるものを使った窓のサッシのお手入れ方法をご紹介します。
キッチンスポンジ
100均の安いキッチンスポンジか、使い古しのスポンジにサッシの溝の幅に合わせてカッターナイフで切り込みを入れるとサッシの溝の角まで届きます。
柔らかい面とハード面のあるタイプのキッチンスポンジが使いやすいです。
刷毛(ハケ)
サッシのレール部分は細くて複雑なので、歯ブラシだとヘッド部分が邪魔になってうまく汚れを掻き出せませんよね。
歯ブラシよりも、絵の具筆のようなものの方が奥まで届きやすいですよ。
特におすすめなのは、刷毛(ハケ)!
隙間のゴミを掻き出しやすいです。
サッシメーカーは、サッシを傷つける恐れがあるとしてワイヤーブラシやサンドペーパーなど硬いものの使用することはさけるよう注意していますが、ゴリゴリの泥汚れだとスポンジやブラシではなかなか取れないことも多いですよね。
そんな時に使えるものをご紹介します。
(メーカー非推奨なので自己責任でお願いします)
マイナスドライバー
泥が固まってしまっていて、刷毛だけでは無理な場合は、爪楊枝や竹串、割り箸よりもマイナスドライバーが便利です。
先端が尖っているのではなく「一」になっている、というところが使いやすさのポイントなんです。
固まった泥汚れはかなり頑固なことがあり、竹串や割り箸だといいところでバキッと折れてしまうことがありますが、マイナスドライバーなら折れる心配はありませんし、握りやすく力も入れやすいですよ!
100均で安いマイナスドライバーを(できれば大小)購入し、窓掃除専用にします。
マイナスドライバーに雑巾をかぶせてゴシゴシしましょう。
サッシが傷つくのが心配な方は、掃除前にあらかじめマイナスドライバーの先端を紙ヤスリで少し丸くしておいても良いでしょう。
カトラリーナイフ
古いカトラリー(食事用)ナイフを一本、捨てずに掃除専用に残して、それで上手に窓のさんを掃除している人もいます。
ナイフの刃の形次第だと思いますが、小さいナイフもおすすめです。
マイナスドライバーやナイフなど硬いもので擦る場合は、サッシを傷つけないよう注意してくださいね。
砂、泥、埃が拭き取れたら、ホースやペットボトルを使って水で流し、乾いたタオルで拭いて終了です。
サッシの泥の掃除は素材に注意!
窓のサッシの汚れの原因は砂、泥、埃なので、サッシ掃除は基本的に洗剤は不要です。
サッシメーカーのお手入れ方法でも、特に汚れがひどい場合のみ「中性洗剤を薄めた液」で汚れを落として下さい、ということです。
洗剤を使う時に注意したいのが、窓のサッシの材質です。
日本で使われている主な窓サッシの材質です。
アルミサッシ
軽くて扱いやすいアルミのサッシですが、アルミは酸性洗剤やアルカリ性洗剤に弱いので注意が必要です。
サッシのカビを取ろうとしてハイターでアルミを白く腐食させてしまった人もいるので、重曹やマジックリン、キッチンハイターなど「脂汚れに効く」系の洗剤には十分注意して下さい。
ステンレスと同じ感覚で掃除すると変色しますよ!
酸素系漂白剤のオキシクリーンも「弱アルカリ性」ですし、食器用洗剤にも稀に「弱アルカリ性」のものがあります。
弱アルカリならそんなに害はないと思いますが、目立たない場所で試し洗いする、使用後はよくすすぐ、など使用する場合は気をつけて下さい。
また、シンナーなど有機溶剤もアルミには使えません。(エタノールはOK)
傷つきやすいので、金属たわしなどもNGです。
樹脂サッシ
断熱樹脂サッシなど、樹脂製のサッシは酸やアルカリには強いですが傷がつきやすいので、硬いものは使わず、スポンジなど柔らかいもので掃除するようにして下さい。
樹脂サッシは砂や泥の粒子でも傷つきますから、汚れがひどくなって固まる前に柔らかいスポンジや刷毛でこまめにお手入れしましょう。
また、シンナーなどの有機溶剤は厳禁です。
熱にも弱いので、ストーブやアイロンなどにも注意が必要です。
アルミサッシ、樹脂サッシともに、もし洗剤を使用する場合は「薄めた中性洗剤」がおすすめです。
サッシの土埃掃除の便利グッズ
窓枠、サッシはキッチンと違い油汚れの心配はありませんが、溝に溜まった砂や泥、土埃が雨水や結露で固まると黒いカビが生えることもあるのでマメに綺麗にしたいもの。
でも、こまめに掃除しようと思っても掃除に時間がかかりすぎるとなかなか取り掛かる気になれませんよね。
おっくうな窓のサンの掃除が楽になるグッズを3つ、ご紹介します。
窓サッシ掃除専用ブラシ
100円ショップの刷毛より使いやすい、溝そうじしやすい形状のサッシブラシ。
隅まで届く三角形がポイントです。
マキタのコードレス掃除機
乾湿両用ではない普通の掃除機で砂埃を吸うとフィルターが痛みやすいのですが、マキタの掃除機は猫砂なども掃除しやすいと評判です。
こちらはサッシ掃除用の隙間ノズルが付属しているタイプです。
サッシの隙間掃除以外にも、手軽なコードレスタイプの掃除機はセカンド掃除機としても使いやすいです。
スチームクリーナー
蒸気で洗浄する「スチームクリーナー」もサッシの溝汚れに効果的。
洗剤なしで殺菌効果も期待できるのも衛生的です。
サッシ周りが濡れても大丈夫なら、スチームクリーナーが便利です。
コンパクトなアイリスオーヤマのスチームクリーナーは換気扇やコンロなどキッチンのお掃除にも活躍する隠れたベストセラー。
カラーが白とグレーで悪目立ちしないのもいいですよね。
まとめ
頻繁に開け閉めする窓のサッシは汚れやすいもの。
下枠やレールの溝に砂、土、綿ぼこりをためてしまうと開閉に不潔なだけでなく開閉に支障をきたすこともあります。
サッシの隙間は複雑で、窓ガラスが重なる部分などなかなか手が届きにくいですが、スポンジや刷毛を使ってこまめに掃除するようにしましょう。汚れをためないことが大切です。
固まってしまった汚れは硬いものや洗剤を使わないと落ちないこともありますが、アルミサッシや樹脂製サッシは傷がつきやすくいので、こうしたものを使用するときは注意が必要です。
特に、アルミサッシにアルカリ性の洗剤を使わないように気をつけて下さい。
窓そうじ関連記事:窓ガラスのしつこい汚れをピカピカにする方法