実家を離れて一人暮らしになったので新しい住所に住民票を変更した。
成人式後の中学の同窓会でみんなに会えると思っていたけれど、もしかして自分は実家のある市の成人式には参加できないの?
住民票がないと成人式に招待されないってほんと?!
友達のいない成人式には行きたくない。
実家に帰って地元の友達と同じ成人式に出たい!
そんなときはどんな手続きをすれば良いのかお伝えします。
成人式は住民票ないと参加出来ないの?
地元の友達には成人式のお知らせが来てるらしいのに、自分には届かない!
他県で進学・就職するなど地元離れると、こんなことが良くあります。
成人式を主催しているのは基本的に自治体(区市町村)なので、成人式の案内通知(招待状)はそこに住民票がある人に対して住民登録された住所に送られてくるんですね。
なので、引越(転居)して住民票を移動した人にはお知らせがこないのです。
その代わり、住民登録(転入)した自治体からその土地の成人式の案内状が届きます。
いや、ここにはまだ知り合いも友達もいないし、成人式に行ってもつまらない。
地元で小中学の友達と一緒に成人式をしたい!
という場合は、自分で参加したい区市町村にコンタクトを取り、住民票はないが成人式に出たいのですが、と相談する必要があります。
(連絡するのは「本籍地」ではなく「住民票があった場所」です。)
成人の日は「1月の第2月曜日」と決まっていますが、実際に成人式が行われる日は地方によってはゴールデンウィークだったりお盆だったり様々です。
区市町村への連絡は成人式の三か月前にはしておきたいので、地元の成人式はいつ行われるのか確認して、早めに連絡するようにしましょう。
成人式に関する連絡先は、市役所の住民課だったり教育委員会だったり、地方によって違いますが、自治体のホームページを見れば確認することができます。
地域によって、連絡なし・招待状なしの飛び入りウェルカムの成人式もあれば、招待状が無いと記念品がもらえないけれど参加するのはOK!というところもあります。
ただし、イベント会場で大々的に行う大人数の成人式では住民票(招待状)がない人の参加は許されず、問い合わせても「無理です!」とお断りされることもあります。
住民票がないから参加は無理です、と断られたけれどやっぱり地元の小中学校の成人式に行きたかったので会場の外で旧友達と待ち合わせ、写真を撮った!という人もいます。
元々友達と話して写真を撮るのが目的だったので外で会うだけでも十分だったそうです。
会場に入れないのはちょっと寂しいですが、招待状がなくてもこういう形で参加する手もありますね。
自治体に連絡して無事、地元の成人式に参加できることになった。
でも、現住所にも住民票がある自治体から成人式の招待状が届いた。
地元の成人式と違う日だったし、せっかくだから両方の成人式に出席しちゃった!
という人もいます。
成人式の招待状に返信するマナーは、こちらで紹介しています。
「住民票がないのにこちらからお願いして送ってもらった案内状」
に出席のハガキを返す場合は、失礼のないよう特に気をつけましょう。
成人式に地元帰る場合はあらかじめ役所に確認
成人式に住民票なくても参加出来るか?
というのは「自治体によって全く違う!」というのが実情です。
人口が多い都市部の成人式やテーマパークで行ったり有名人が来るような式典は参加資格に厳しく、若者が少ない小規模な地域では誰でもウェルカムで飛び入り参加も大歓迎!という傾向にあります。
成人式の招待状や案内状がなくても、身分証などを見せれば参加できる自治体もありますが、招待状が「記念品」の引換券になっていることも良くあります。
みんなが記念品をもらっているのに自分だけもらえないのはちょっと寂しいですよね。
会場に入らずに外で友達と話したり写真が撮れればいい、と思っていても
「○○中学校の方はこちらに集まってください!」
などという声を聞きながら輪に入れないのも残念です。
無理と言われても粘り強く交渉して参加させてもらったという人もいますので、住民票がない場合は地元の成人式の日程を早めにチェックして、余裕を持って交渉しましょう。
成人式に地元以外で参加することになったら
地元の成人式に参加したくても、仕事や勉強で忙しく帰省できないこともあるでしょう。
あなたの他にもそういう人はいるはずですから、帰郷できない場合は今住んでいる土地の成人式に新しい友達と行く、というチョイスもあります。
上記の成人式に二回参加した、という人も「どちらも楽しかった」と言っていましたし、職場や進学先に同じ年の仲間がいれば、地元以外の成人式に出るのも悪くはありません。
振袖の着付けだって、地元の親行きつけの美容院で古くさいセットにされるより、友達と一緒にレンタルして人気美容院でセットしてもらった方が楽しいかもしれません。
ただ、進学先や就職先の友達が同じ自治体に住んでいれば良いですが、そうでない場合も多いですよね。
地元以外の会場ならあれこれ詮索する知り合いもいないでしょうし、単独参加する方が友達と群れてはしゃいでいる人達より「大人」でかっこいいと思いますが、成人式には参加したいけれど一人ぼっちは絶対無理!という場合は、事前にTwitterなどSNSを利用して同じような仲間を探しておくと心強いかもしれません。
また、式典参加にこだわらず友達と成人のお祝いにちょっと贅沢なレストランや料亭の記念日ランチやディナーに行ったり、着付けや写真撮影、宿泊がセットになったホテルの「成人式プラン」を利用するのも20歳の素敵な記念になると思います。
ネット予約限定:成人の記念日に訪れたいとっておきのレストラン
アウェイの成人式に出席するのが不安な場合は、こうしたプランを利用してお祝いしてみてはいかがですか?
成人式当日は19歳でお酒が飲めなかった人と、二十歳の誕生日を祝うのにもおすすめです。
まとめ
住民票を移してしまっている場合、地元の成人式に参加できるかどうかは自治体によって異なります。
小中学校の卒業生であるという事情を説明すれば住民票がなくても成人式に出席させてくれる自治体の方が多いですが、参加資格に非常に厳しい成人式も存在しますから、どうしても参加したい場合は早めに確認しましょう。
地元に帰って久しぶりに旧友に会うと話すことがたくさんあって盛り上がりますが、
「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」
という成人式の趣旨を心に留めて楽しんでくださいね。
飲み過ぎにはくれぐれも注意してください。
ご成人おめでとうございます!