東京都台東区浅草の浅草寺の境内で
7月9日と10日に行われる「ほうずき市」
ほうずき市は四万六千日の縁日にあたり、
この日参拝すれば46,000日分の功徳がある
ということで毎年たくさんの人で賑わいます。
東京のお盆は7月なので、漢字で「鬼灯」と書くほおずきは
お盆飾りとして使われることが多いですが、
ほおずき市で買った鉢植えはちゃんと管理すれば
長く楽しめるんですよ。
ほおずきの育て方を紹介します。
浅草のほおずき市は7月9日と10日
浅草のほおずき市は、7月9日と10日の2日間だけ
授与される「黄札」「雷除札」そしてたくさんの
屋台も楽しめるとあって、毎年とても混雑します。
梅雨が明けるか開けないか、という蒸し蒸しした季節、
竹かごに入って風鈴とともに吊るされたほおずきの緑と
オレンジのカラーはとても爽やか。
少々高いな〜と思っても、やっぱり竹かご入りの
鉢植えを買いたくなってしまいますよね。
ほおずき市では、2,500円の鉢を2000円まで値切って
500円のご祝儀をあげる、という江戸っ子らしい
粋な買い方を楽しむ人もいます。
ほおずき市で買ったほおずきの鉢植えはどうするの?
浅草のほおずき市で売られているほおずきは食用ではありません。
お盆に灯籠代わりにお供えとしたりする、観賞用です。
子供の頃はほおずきのオレンジの実を優しくもんで種を出し、
ぷうっと膨らませて鳴らして遊ぶのも楽しかったです。
ほおずきは冬には枯れるので、捨ててしまう方も
いらっしゃるかもしれませんが、ほおずきは宿根草なので
根が枯れていなければ来年も楽しむことができます。
庭があれば鉢からだして直植えにすれば、地下茎が伸びて
たくさん増えることもありますし、種からも増やせますよ。
庭がなければ大きめの鉢に植え替えて、日当たりが
良いところにおきましょう。
ほおずき市のほうずきの育て方と種まき
ほおずきは日当たりの良い場所を好みます。
日当たりが良い、といっても乾燥は苦手で湿気を好みます。
夏は十分に水をあげてください。
特に鉢植えのまま育てるときは乾燥に注意しましょう。
夏以外の季節は、鉢土の表面が乾ききったら水を
あげるようにすれば良いでしょう。
ほおずきは冬は枯れて見た目が悪くなりますが、
根が枯れていなければまた芽が出ます。
肥料は特に必要ありませんが、もしあげるなら
春から花が咲く頃まで、液体肥料なら月に2-3回、
固形肥料なら1ヵ月半に1回程度与えます。
注意点は、虫(カメムシ)がつきやすいことと、
ナス科なので連作障害を起こしやすいことです。
ほおずきのオレンジ色の実から種をとることもできます。
実がよく熟したら、水の中で優しくもんで種を取り出し、
よく乾燥させてとっておきましょう。
ほおずきの種まきの時期は、4月下旬です。
まとめ
浅草のほおずき市でほおずきの鉢を選ぶのは
楽しいですが、運よく育ちの良い「当たり」の鉢を
購入できたなら、大切に育てて翌年、再来年と
長くほおずきを楽しむのもおすすめです。
ほおずきは種や株分けで増やすことができる
育てやすい植物ですので、園芸初心者の方も
ぜひ挑戦してみてください。