小学校に入って初めての夏休みを迎える子供に
「自由研究」という宿題が出たら、
まだ字もそんなに上手に書けないのに、
これは親が手伝うしかないのか?
でも子供の宿題を親が手伝っていいの?
と悩みますよね。
今どきの1年生の自由研究事情について
お伝えしたいと思います。
小学生の夏休み自由研究、1年生だけで出来る?
夏休みの宿題、といえば「自由研究」ですが、
入学したての1年生に「自由研究」しなさい、という
宿題は、かなりハードルが高いですよね。
学校の宿題は、子供が自分でするのが当然!
という意見もありますが、低学年の自由研究は
基本、親の手伝いなしで仕上げることは出来ません。
「お父さんやお母さんに手伝ってもらっても良い」
と明言している学校も最近は増えています。
もし、子供にやる気があって、これを調べたい!
ということがあったとしても、1年生では
まず「まとめ方」がわからないでしょうから、
親がある程度テンプレート的なものを用意して
あげる必要があるでしょう。
逆に、低学年のうちに親がまとめ方などを
しっかり指導できれば、3年生くらいから
自分だけで最後の考察まで出来るようになります。
親がすることは、まず自由研究の内容を把握すること。
どんな研究でも良いなら、夏休みに旅先で訪れた土地で
観光案内などをもらってきて、分かったことや
もっと知りたいと思ったことなどをまとめるのが
簡単ですが、なかには1年生から自由研究のテーマは
「理科分野」と決まっている学校もあります。
何が求められているか分かった上で、
まとめまでに必要なアドバイスをしてあげましょう。
提出してもしなくても良い自由課題だった場合も、
せっかく時間がある夏休みですからなるべく子供に
自由研究に取り組ませ、「さすが1年生!」という
達成感を味わせてあげると良いと思います。
自由研究を親がやるのはあり?
1年生の子供が頑張って画用紙2枚分の
自由研究を仕上げたのですっかり安心していたら、
クラスの子供たちが大きな模造紙数枚分の
すごい作品ばかりで手伝わなかったことを
後悔した、というお母さんがいます。
こんな時は、うちの子は自分一人でやったのに、
あれはどうみても「親の作品」ではないか、と
モヤモヤしてしまいますよね。
すごい作品を素直にすごいと認められないのは
悲しいことなので、小学校1年生の子供の努力が
客観的にちゃんと見栄えするよう、親が手伝う、
というのはやはり「あり」だと思います。
自由研究のコンクール、例えば自然科学観察コンクールや
自由研究大賞などの受賞作品をみてみると、
子供もすごいが親のレベルも相当すごいな、と感じます。
受賞作品はネットでも見られるので、全国トップクラス
の1年生の作品とはどのようなものか、一度見てみると
参考になりますよ。
子供のための自由研究ワークショップなどに連れて行く、
自由研究の本やキットを買ってあげる、といった
サポートも含め、1年生の自由研究で親が何も関与しない、
というのは無理だと覚悟しておいたほうが良さそうです。
自由研究は「親の宿題」ではありません
なんだかオソロシイことばかり書いてしまいましたが、
小学校の自由研究は普段みんなと同じことをする
学校の授業を離れて、自分が知りたいことを
好きなように調べたり、人に聞いたりして、
じっくり考えることができる、良い機会です。
1年生の自由研究に親の手伝いは不可欠ではありますが、
あくまでも主役は子供なので、子供が長い夏休みに
「これを研究した!」「頑張った!」
と思えるようにサポートすることは、
大変ではありますが親としても楽しいことです。
最近の家庭事情を考慮して、
「自由研究はしてもしなくても良い」
と自由提出の課題にしている場合もありますが、
時間を作ってできるだけチャレンジしてみてください。
子供が1年生なりの「自分の考え」を伝えられるように、
「考え」までいかなくても「感じたこと」を
発表できるように、ということを目標に、
親子で楽しく自由研究に取り組みましょう。
まとめ
1年生の自由研究を実際に親が手伝うかどうかは
子供のやる気次第で場合によると思いますが、
自由研究らしい「カタチ」にまとめるには
やはりある程度親のサポートが必要です。
ほとんど親がやってしまったーーー
ということもあるかもしれませんが、
子供が「これは自分の作品」と自信を持てるなら
それでOKではないでしょうか。
子供の好奇心を上手に引き出して、「楽しかった!」
「頑張った!」と思える楽しい夏休みにしましょう。