宇宙兄弟のアニメが好きで、漫画も全巻大人買いしています。
現在の舞台は月面、NASA、ロシアがメインですが、宇宙兄弟といえば、やっぱり宇宙飛行士選抜試験会場のJAXA(筑波宇宙センター)!
宇宙兄弟好きの聖地、JAXAを見学してきたので宇宙兄弟のシーンにちなんだ場所を色々紹介したいと思います。
宇宙兄弟好きにおすすめ!あの写真の撮影スポット
「宇宙兄弟」の漫画やアニメで宇宙に興味を持ったり宇宙飛行士を目指す子供が増えるのはとても喜ばしいことだと思います。
うちの子供は訓練の厳しさに「無理〜!」とひるんでしまったのですが、JAXAには子供の頃のムッタやヒビトのように目をキラキラさせて見学に来ている子がたくさんいました。
JAXAには無料のビジター用駐車場と展示施設があり、休館日でなければ基本的に自由に見学することができます。
JAXA筑波宇宙センターの開館日カレンダー ファン!ファン!JAXA
入ってすぐ目につくのが、こちらのロケット!
全長約50mの本物のH-Ⅱロケットです。
宇宙兄弟でロケットといえば福田さん!35巻ではスイングバイのロケット大活躍でしたね。
H-Ⅱロケットは日本のロケット技術を確立した「純国産ロケット」なんですって。
そして、H-Ⅱロケットが設置されている「ロケット広場」は宇宙飛行士選抜試験受験者が記念撮影した場所でもあります。
宇宙兄弟1巻 180ページの、このシーンですね!
ここでムッタ達が立っている場所がまさにここなんです。
JAXAの看板にも「ココ!」って書いてありますね。
丸く敷き詰めてられたタイルの真ん中に立つと、このように綺麗にH-ⅡロケットとJAXAのビルが収まるんですって。
ロケット広場では、ほかにもこんな風にロケットを持ち上げたり
食べたり(!)している写真を撮って遊ぶのが人気だそうですよ〜。
また、展示館「スペースドーム」にはISS日本実験棟「きぼう」の実物大モデルがあり、せりかさんや絵名さんになった気分が味わえます!
スペースドームは実物大の人工衛星や「こうのとり」本物のロケットエンジン、宇宙服なども展示されて見どころいっぱい。
もう一つの展示施設「プラネットキューブ」にはJAXAやNASAのTシャツや宇宙食、宇宙関連グッズなどのお土産があり、人によってはここが一番楽しいかもしれません。
コーヒーやパンなどちょっとした軽食もありますが、そんなにくつろげる空間ではないので、ここで食べるつもりだとちょっとがっかりしちゃうかも。
JAXAで何か食べるなら、申し込めば昼のみ一般人も利用できる「職員食堂」に行く方がおすすめです。
カフェテリア式の普通の社食ですが、入館証を首から下げてリアル茄子田さんや星加さん達と一緒にご飯を食べるのはワクワクします!
宇宙兄弟の聖地?!選抜試験の閉鎖空間が見られる予約制ツアー
筑波宇宙センターには、予約制の有料見学ツアーがあります。
私は子供と一緒にツアーに参加して、宇宙飛行士訓練棟などを見学してきました。
ロケット広場、スペースドーム、プラネットキューブだけでも楽しいですが、ツアーに参加するとJAXAのより深いところまで見学することができるので、宇宙兄弟ファンの方はぜひ事前予約してツアーに参加してください。
当日でも空きがあれば参加できるかもしれませんが、事前予約必須 のツアーです。
ネット、またはロケット広場とスペースドームの間にあるE2(広報・情報棟)で見学ツアーの申し込みが出来ます。
セキュリティの高いエリアの見学が含まれるので、中学生以上は参加にあたり「写真付きの身分証明書」が必要になります。
ツアー料金は大人500円、高校生以下は無料です。(2019年現在)
最新情報はJAXAの 筑波宇宙センター施設見学について にあるPDFで確認してください。
見学ツアーに参加すると、宇宙兄弟で選抜試験が行われた閉鎖空間(実際に入ることは出来ません。外から見るだけ)やガラス越しにISSと交信している管制室を見学することができます。
この風景だけでも閉鎖環境試験終了のあのシーンを思い出す!
リアルタイムの宇宙の様子(モニターにはNASAの管制室も映っています)が垣間見られるのは宇宙兄弟ファンなら絶対感激しますよ!
宇宙兄弟せりかさんの実験をJAXAで発見!
見学ツアーでは宇宙で行われる実験についても色々説明してもらえます。
子供時代のせりかさんが宇宙兄弟8巻でお父さんに「重力がなければ綺麗なタンパク質の結晶が作れる」って言っていましたよね。
これは無重力での実験の利点を説明した展示のひとつ。
観察・実験するのに「容器に入れる」というのはごく普通のことだけど、容器に触れればそこから余計な影響を受けてしまうこともありそうですよね。
また、地球で綺麗な結晶を作るのが難しいのは重力によって引き起こされる流動「対流」の影響を受けるからだそうです。
無重力では対流が起こらないので、タンパク質の分子が規則正しく並び、地球では作れない高品質な結晶ができるんですね。
国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟には、タンパク質を結晶化させるための「タンパク質結晶生成実験装置」があるんですって。
宇宙兄弟で描かれていることってとてもリアルで勉強になります。
写真は「タンパク質結晶生成実験装置」に取り付けるタンパク質の入ったセルユニットです。
せりかさんの実験は無事成功したけれど、実験を成功させるためには宇宙に行く前から、タンパク質を溶かす溶液の種類、濃度、pH値、添加物などなど数千種の組み合わせを検討する大変な作業があるそうです。
リアルせりかさん、医者で宇宙飛行士!の金井宣茂(かないのりしげ)さんの色紙もありました。
「楽」の文字の書き方がちょっとムッちゃんのサインに似てる?!
宇宙兄弟好きの方は、ぜひ一度筑波宇宙センターに行ってみて下さい。
宇宙兄弟の漫画って思った以上にリアルで感激しますよ。