小学校1年生から、忙しいおうちの方と一緒にできる
台所での1日実験、理科テーマの自由研究を紹介します。
家にある卵と塩で出来るから、お金もかからず準備も簡単。
でも、実は奥が深いので、低学年から高学年になるにつれて
ステップアップもしていけるおすすめの自由研究です。
実験に使った卵は、後で料理して食べることもできるので、
きっと夏休みの楽しい親子の思い出になりますよ。
小学校1年生初めての夏休み自由研究で理科に備える
1年生、小学校低学年はまだ「理科」の授業はありませんが、
学校によっては理科テーマの自由研究課題が出されることも
あるようです。
学校の理科実験は班で行うことが多いので、ぼんやりしていると
みているだけになってしまうこともありますが、家でなら
子供のペースに合わせてじっくり進めることができますよね。
夏休みの自由研究で「実験って面白い!」と思えたら、
3年生になって理科の授業が始まったときに、
きっと興味を持って取り組むことができるでしょう。
夏休みの1日、子供と一緒に楽しく台所実験してみませんか?
自由研究を家にあるものでやってみよう!
簡単自由研究として今回おすすめするのは、
「食塩水と卵」を使った実験です。
塩と卵なら、おうちのキッチンにいつもあるのではないでしょうか。
小さな男の子がお父さんと一緒に実験している動画が
あったので、まずはこちらでイメージを掴んでください。
(日本語の動画もあったのですが、画像がよく
わかりやすかったのでこちらを選びました)
動画の実験に必要なものとやり方は以下の通りです。
実験の方法:1 水を入れたコップに生卵を入れて観察する(卵が沈む)
2 水に塩を入れて食塩水を作り同じように卵を入れる(卵が浮く)
3 「2」の食塩水を半分捨て、水を入れる(卵が水中に!)
動画のような大きなガラスコップがない場合、
容器は透明のプラスチックコップで大丈夫ですが、
もし卵が大きくて使い捨てコップに入らない場合は
ペットボトルの上を切って使うといいですよ。
水に塩を入れる時は、塩が溶けなくなるまでたっぷり入れます。
水、食塩水、薄めた食塩水、それぞれで卵がどうなると思うか、
どうしてそう思ったのか考えながら、観察して結果を確かめます。
絵を描いたり写真をとっておくと、後でわかりやすいです。
自由研究の実験のヒントと応用
小学校1年生なら、実験のまとめは簡単に
「面白かったです」という感想でもいいと思いますが、
・塩と水をどのくらい入れたら卵が浮いたのか
・やってみてどう思ったか
などを書いてまとめると自由研究らしいですね。
余裕があればこの実験をさらに深めて、
・塩で浮くなら砂糖はどうなの?
・生卵ではなくゆで卵だとどうなるの?
・うずらの卵だったら?
・水ではなくお湯だったら?
など、色々やってみると素晴らしい自由研究に
なると思います。
また、ぜひトライして欲しいのが実験で作った濃い食塩水で
「コンビニで売っているような塩味つきゆで卵」
を作ってみること。きっと美味しく出来ますよ。
クックパッドなどで「塩味つきゆで卵レシピ」
を探してみてくださいね。
どうして卵の中に塩味が入ったの?
というのはかなり説明が難しいので、今回の実験とは別に
クッキングとして楽しめば良いと思いますが、
次回調べたいこと、として「まとめ」に入れてもいいですね。
実はこの「食塩水と卵」の自由研究は奥が深くて、
水の量や塩の重さをきちんと計量して表にする
・飽和食塩水について調べてみる
・食塩水の濃度を計算してグラフ化する
・卵の密度と浮力を計算して検証する
と、小学校高学年から中学生、高校の物理へと
ステップアップしていけるテーマでもあります。
夏休みの自由研究は毎年「卵と塩」と決めて
6年間同じテーマの実験を続けることにすれば、
もう自由研究で迷うことはなくなるかもしれませんよ!
まとめ
家にある「卵」と「塩」を使った簡単な理科の実験。
動画は親の予習として見ても、子供と一緒に見て
「うちの卵でも出来るかな?一緒にやってみようか?」
と誘導するのに使ってもいいと思います。
シンプルなだけに色々と工夫できますので、
お子さんの意見を取り入れながら楽しく実験してくださいね。