子供の成長を祝う七五三の写真は一生の思い出。
七五三の年齢ならではの可愛い写真を残してあげたいですね。
でも、イヤイヤ期とかぶる数え3歳、乳歯が永久歯に生え変わる時期と重なり歯抜けになりがちな7歳、と七五三の写真撮影は結構大変!
こんなはずじゃなかった、、、
と後悔しないために、七五三の前撮りで注意したいことをまとめてみました。
出来上がった写真が”がっかり”だった時の気持ちの切り替え方についてもお伝えしています。
七五三は歯がなくても写真修正可能
私の妹の7歳の七五三の写真は、見事な歯抜け状態でした。
私達が子供の頃は「前撮り」なんてなかったし、親も歯がないから時期をずらそう、なんて考えもしなかったのでしょうね。
妹は私よりずっと美人で子供の頃もとっても可愛かっただけに、前歯がない七五三の写真を見ると「かわいそう」と思ってしまいますが、妹本人は「そうそう、ちょうど歯が抜けちゃったんだよね〜」とあまり気にしていない様子。
こんな写真をみると歯抜けも可愛いですが、やっぱり歯はないよりあったほうが思い切り笑顔になれるはず!
永久歯は「六歳臼歯」と言われる奥の歯から生えはじめ、その後前歯から奥歯に向かって順番に生えかわっていきます。
歯の生え方には個人差があるので一概には言えませんが、中切歯、側切歯と呼ばれるいわゆる「前歯」が生えかわるのは7〜9歳頃。
ちょうど七五三にかかるかかからないか、という時期です。
そのため、乳歯が抜ける前に七五三の写真を前撮りをする人が多かったのですが最近は写真の修正技術が向上し「抜け歯修整」してくれるスタジオも増えてきました。
料金は余計にかかるものの、七五三写真で「前歯がない」というのは今はあまり問題にならなくなってきています。
同様に「日焼け」に関しても肌色修正できるので、お得な夏休みキャンペーンも要チェックですよ!
七五三の前撮りの失敗を防ぐ7つのポイント
七五三、と言えばやっぱり着物。
3歳の被布の着物、5歳の凛々しい袴姿、7歳の祝い着、どれもとても可愛らしいですよね。
5歳の袴や帯を締める7歳の祝い着も、着慣れないものを着るという大変さはあり「着物を着たくない」と拒否されることはありますが、やはり七五三の撮影は幼いほど大変。
3歳の七五三に関する失敗談はよく耳にします。
3歳の七五三前撮りを成功させるポイントを紹介します。
①数ヶ月で見違える!数えにこだわらず満年齢で前撮り
お誕生日にもよりますが、数え3歳(2歳)ではなく「満3歳」で七五三の前撮りをするとイヤイヤ期も収まってぐっとお話もわかるようになる子が多いです。
②余裕のある時間帯で予約をする
眠くなったりお腹が空くと子供はぐずりだします。
予約は子供が1日のうちで一番調子の良い、ご機嫌な時間帯にとりましょう。
お店の人も余裕がある平日に予約できればなお良しです。
③待ち時間に退屈させない工夫をする
七五三の前撮りは衣装選び、着付けにヘアメイク、撮影、写真選び、と時間がかかります。
混み合う曜日や時間帯だと、予約していても待たされることもあります。
タブレットやスマホに子供のお気に入り動画をダウンロードしておく、好きな絵本やおもちゃを持参する、食べカスの出ないお菓子を用意する、など子供が飽きてしまった時のための準備をしていきましょう。
④事前に七五三の写真や動画を見せて気分を盛り上げる
お着物やドレスを着たお友達の可愛い写真を見せて、「可愛いね!素敵だね!」と七五三に興味を持たせ、子供が「私もこれが着たい」「こんな髪型にしてみたい」と思えるように仕向けます。
お姫様に憧れる年齢の女の子には効果抜群です。
⑤場所見知り、人見知り対策をする
初めての場所に緊張してしまう子は、電話ではなく子供と一緒に店舗に予約に出向くなどして、写真スタジオに慣れさせておきましょう。
ママやパパがお店の人と親しくお話する姿を見れば、子供も安心できます。
⑥家で着物を着てみたり髪を結ったりしてみる
家に着物があれば、実際に着物に袖を通して慣れておくのもおすすめ。
子供自身がここに手を通して、紐を結んで、という手順がわかっていると当日の着付けもスムーズです。
ヘアセットで痛い痛いとギャン泣き、という場合もあるので、七五三ヘアの写真や動画を見ながらおうちで練習し「スタジオのお姉さんはもっと可愛くしてくれるんだよ〜楽しみだね!」と盛り上げておくのも大事です。
⑦写真の買いすぎ、追加オプションに注意!
衣装を着たいだけ着られるシステムだから、とあれこれ着ると撮影枚数も増え、結果たくさんの写真を購入しがちですし、子供が喜ぶキャラクターの衣装は別料金だったりします。
お店の人は高価なパッケージを「お得」とおすすめしてきますが、ホームページをよーくみると何万円もするパッケージでなくても写真1枚から購入可能なこともあるので、言われるがままにならないようしっかりリサーチしてから行きましょう。
以上、色々書きましたが積極的に七五三の前撮りをしてくるフォトスタジオは子供の扱いがとても上手く、あんなに泣いていたのに、と驚くほどいい笑顔の写真を撮ってくれるもの。
子供が嫌がって撮影できなかった、という一方で「ノリノリで撮影できた」という人もたくさんいるのが七五三の前撮りです。
「誕生月に七五三の写真を撮るとお得」など、七五三の写真は前撮り・後撮りだけでなく実はほぼ一年中撮影OKです。
室内スタジオでの撮影は暑さ寒さもあまり関係ありません。
子供に合ったベストな時期を選んで予約をとりましょう。
七五三の前撮りで後悔しないための心構え
最近の前撮りは歯抜けや日焼けを修正できるようになってきていますし、先輩ママ達もSNSなどでその年の最新情報を発信してくれているので、七五三が初めてのスタジオ写真でも大失敗は減ってきているように思います。
この記事も、七五三の前撮りに向けて周到に準備をしているから見つけてくださったんですよね。
でも、完璧に準備したつもりでも予想外なことが起こるのが子供。
七五三のような伝統行事は、子供だけでなく祖父母などから思わぬ横槍が入ることもあります。
1回きりの行事だし、頑張って準備した人ほど、ちょっと上手くいかないことがあると「もっとこうすれば良かった」「こうしたかったのに失敗した」と後悔しがちです。
でも、特に小さい子供は親が思うほど気にしていないものです。
抗生物質のなかった昔は、幼いうちに命を落とす子供が今では考えれないほど多く、3歳、5歳、7歳まで生きられたというのはとてもおめでたい、ありがたいことでした。
7歳以下の子供は、いつ神様の元に戻ってしまってもおかしくない存在だったのです。
小さな子連れでの写真撮影はとても大変で、周到に用意したつもりでも思い通りにならないことや「事件」が起こりがちですが、ここまで大きくなってくれたことに感謝して後悔や失敗は「これもいい思い出!」と切り替えることも大切です。
どんな写真も、ず〜っと後になってからみると懐かしく可愛いもの。
自分の成長を喜んで写真を残してくれたんだなぁという愛情が伝われば、それで十分!だと思いましょう。
実際、本当にそれで十分ですから。
まとめ
七五三の前撮りで要注意、と言われてきた
・乳歯が抜けて前歯がなく笑うと変
・プールの授業が始まって日焼けして真っ黒
という失敗については、今は追加料金は必要になりますが修正できるようになってきています。
小さな子供のぐずりには、
・数えにこだわらず満年齢を待って前撮り(後撮り)する
・子供の調子の良い時間帯で予約する
・退屈させないよう動画やおもちゃ、お菓子を準備
・他の子の七五三を見せてモチベーションアップ
・事前に写真スタジオを訪問
・家で予行練習
といった対策が効果的です。また、買いすぎを防ぐために
・言いなりに購入しないようもっともお得な買い方を事前チェック
しておくのもポイントです。
トラブルやアクシデントがあっても、七五三のお祝いができること自体がとても幸せなことですから、できるだけの準備をして撮影に望んだらあとは後悔しすぎないことも大切です。
写真を残して置いてよかった、と思える日がきっときます。
素敵な七五三になりますように。