夫の実家で生まれて初めてムカデを見ました。
お義父さんがすぐに処理してくれたのですが、もし赤ちゃんがこんなものに刺されたら死ぬ!と思って本気で家に帰りたかったです。
ムカデは夜行動すると聞いて、もし夜中に出てきて赤ちゃんがムカデに噛まれたら、、、と必死に対策を調べました。
幸い、滞在中ムカデに遭遇したのは一度きりでしたが、その時調べたことをシェアしたいと思います。
赤ちゃんがムカデに刺されたら!家でできること
ムカデの毒を口で吸いだすのは危険です。
毒を吸いだす場合は、ポイズンリムーバーなどの毒液吸引器を使用しましょう。
虫に刺されて患部が赤く腫れたらます「冷やす」ことを考えがちですが、ムカデに噛まれた場合は冷やすのはNG!
40℃以下に冷やすとムカデの毒が活性化してしまうんです。
逆に、ムカデの毒は42℃以上の熱に弱いです。
ですから、ムカデに刺されたら42℃以上のお湯をかけるなどして「温める」のが家庭でまずするべき救急処置です。
熱湯をかけたら火傷してしまうし、40℃以下では逆効果ーー。
ムカデに刺されて泣いている赤ちゃんに
42℃以上のお湯を10~20分かけ続ける
というのはなかなか大変だろうと思いますが、42℃に設定したシャワーのお湯をかけるというのが、ムカデに噛まれた後すぐに行うべき応急処置です。
シャワーの温度はくれぐれも45℃以上にならないように、火傷には十分に注意して下さい。
なお。温めることで毒を抑えることができるのは刺された直後のみで、刺されてから時間が経っている場合は逆効果になることもあるそうなので、注意して下さい。
ムカデ毒に有効なのは、抗ヒスタミン薬とステロイドです。
抗ヒスタミン成分を含む子供用の市販薬には
・ムヒ・ベビーb
・液体ムヒベビー
・オイラックスソフト
などがあります。
こうした薬を常備しておくのも安心ですね。
ベビー用でも、説明書をよく読み慎重に使用して下さい。
以上はあくまでも応急処置です。
赤ちゃんがムカデに刺された時は出来るだけ病院に行き、医師の診断を受けるようにしましょう。
赤ちゃんがムカデに噛まれた!夜でも病院に行ったほうがいい?
温度管理できるようなシャワーがなかったり、頭や顔などお湯をかけるのが難しい箇所を刺された時、痛みや腫れがひどく家庭では対処できないときは、夜中でも小児科や皮膚科のある病院に行く必要があります。
ムカデに刺されたくらいで、と思っても抵抗力の弱い赤ちゃんはムカデの毒の反応が大人よりも強くでます。
自宅で様子を見ていてよいか判断に迷う時は、
#8000 こども医療でんわ相談
に電話して相談しましょう。
ただ、#8000は自治体によっては夜間休日は繋がらないことがあります。
もしものときに備えて、夜間救急がある病院の電話番号をわかりやすいところに貼っておくとよいでしょう。
痛くてギャーギャー泣いているよりも危険なのが、
・赤ちゃんの全身にじんましんが出て、顔色が悪い
・赤ちゃんが息苦しそうにしている
という状態です。
赤ちゃんがこのような状態なら迷わず「119」して下さい!
ムカデから赤ちゃんを守る!殺虫剤
ゴキブリを食べてくれるというムカデですが、家の中で見かけたら噛まれないうちに退治したいですね。
「ムカデフマキラー」という専用殺虫剤もありますが、赤ちゃんのそばで殺虫剤をシュー!というわけにはいきません。
家のあちこちに100均のトングを置いておき、トングで挟んで捕まえて熱湯で殺す、という人もいますが掴み損なって逃げられたら余計怖いですーー。
そんな時に便利なのが、瞬間凍殺剤です。
ムカデなど這う虫に効果があり、殺虫剤を使用していないので子供やペットにも安心の殺虫剤です。
注意書きに「害虫に十分噴射液がかっていない場合、蘇生する場合があります。」と書いてあったので、使用する時は最期まで油断しないようにしてください!
ムカデから赤ちゃんを守る!入れない工夫色々
ムカデの侵入経路は様々で、玄関、窓、床下、換気扇、壁の穴、お風呂の排水口(浴槽の栓)など様々なところから入ってきます。
お風呂の栓なんて、、、、塞ぎようがないですよね。
専門業者に頼んで家の周りに金属板を設置してもらうとかなり効果があるそうですが、これはかなり費用がかかります。
手軽で赤ちゃんにも安全なのは、ムカデ博士やヒノキ(桧)竹酢液や木酢液スプレーです。
夜活動するムカデが怖いのは、寝ている間に布団に入り込んきたり天井からポトリと落ちてくること!
夜中安心して眠れるために有効なのは蚊帳です。
もしムカデが家の中に入ってきても「底付きの蚊帳」をつって寝ていれば布団の中は安全です。
ムカデが家に入ってくるのは人間を噛むためではなく、水(湿気)とエサ(ゴキブリ)に引かれるからです。
湿気がこもらないよう換気してカラリとした環境を保ちゴキブリは駆除しましょう!
まとめ
もし赤ちゃんがムカデに噛まれてしまったら、
・ポイズンリムーバーで毒を吸い出す
・42℃以上のお湯をかけるて温める
のが家庭でできる応急処置です。
ムカデに噛まれると痛みが強く広範囲に腫れることが多いので、できるだけ早く病院で見てもらうようにしましょう。
ムカデを家にいれない、いれてもすぐ退治できる、夜行性のムカデに寝ている間に噛まれないようにする、という対策も必要になります。