12月半ば、紅葉シーズンと年末年始に挟まれたオフシーズンの平日に茨城久慈郡周辺を車で観光してきました。
茨城在住の義両親の案内による地元民おすすめの観光コースをブログで数回に分けて紹介したいと思います。
今回は袋田の滝(ふくろだのたき)と竜神大吊橋(りゅうじんおおつりばし)の様子です。
袋田の滝12月中旬はとても静か!
袋田の滝は茨城県北西部の大子町(だいごまち)にあります。
茨城に住む義両親が「田舎」だという大子、ここに来るのは二度目なのですが、本当に自然が綺麗で感動します。
特に日本三大名瀑、日本三大瀑布と言われる袋田の滝は特別!
袋田の滝の源流は久慈川の支流である滝川です。
四季折々に美しいのですが、秋の紅葉と滝が凍る冬の「氷瀑」が有名で、凍った滝を登るアイスクライミングもできるんだそうです。
紅葉シーズンが終了した12月中旬は完全なオフシーズン。
売店通りのお店も閉まっていてちょっと寂しかったのですが国名勝「袋田の滝」を独り占め!という感じでゆっくり楽しめました。
袋田の滝の無料駐車場は入り口から遠い
袋田の滝には無料駐車場が二箇所ありますが、それぞれ滝から1〜1.5mくらい離れており、実際に歩くとかなり遠く感じるようです。(220台駐車できる町営第二無料駐車場は滝まで1.5m)
「あ、無料駐車場の看板ありましたよ!」
と言っても義両親は「もっと近くに止められるから」と利用する気は全然ないようでした。
滝の入り口近くの駐車スペースは食事処や土産店が管理しており500円、または店で買い物すれば無料、だったのですが今回はシーズンオフでお店はお休み。
しかし、有料駐車場を管理している人だけはちゃんといたので、お金を払って利用しました。
袋田の滝周辺のランチ 食事処マップ
前回はここでお蕎麦や鮎の塩焼き、こんにゃくなどのお昼ご飯とお団子を食べたのですが、残念!
袋田の滝の受付はJAF優待割引料金あり
有料駐車場にとめても受付は階段の上にあるのでちょっと歩きます。
義両親は高齢なので「遠い」とこぼしていました。
料金は大人300円、子供150円ですが、JAF優待割引施設なのでJAF会員は50円引になるようです。(後から知りました)
入場料金はトンネル通行料とエレベーター利用料です。
(一日券ではないので出入り自由ではありません!)
冬季の営業時間は午前9時から午後5時まで。
車椅子の無料貸し出しについては袋田観瀑施設管理事務所に問い合わせて下さい。
有料駐車場から受付までは坂道(階段)なので、車椅子やベビーカーだとちょっと大変かもしれません。
袋田の滝の光のトンネル?!
オフシーズンの午前中の観光だったので袋田の滝のライトアップとは無縁だったのですが、トンネル内の光のオブジェが綺麗でした。
袋田の滝にある四度の瀧不動尊
高さ120m、幅73m。
滝の流れが大岩壁を4段に落下する袋田の滝には四度(よど)の滝、という別名があります。
こちらはトンネル内にある四度の瀧不動尊です。
袋田の滝の楽しみ方と見所
観瀑トンネル内にある「オシドリ」モチーフのモニュメントです。
オシドリは大子町の鳥でもあるんですって。
袋田の滝には「観瀑台」という見学スポットがあります。
トンネルを通って最初に到達する下から見上げる第1観瀑台。
私は最初に滝を見ることができるここが一番のお気に入りです。
他に人の姿もなく、袋田の滝のマイナスイオンを独り占めできるのはオフシーズンならではですね。
エレベーターを登ると滝の全体像が見られる第2観瀑台があります。
袋田の滝は恋人の聖地?!滝にハートが現れる
袋田の滝の最上段が見られる第2観瀑台。
上・中・下、三段になっていてじっくり滝を見ることができます。
「恋人の聖地」のこんなポスターがありました。
滝の中にハートマークが見えることがあるんですって。
カップルは滝の2段目中央部に注目!してくださいね。
前回はなかったと思うのですが、袋田の滝はデートコース、プロポーズなど恋愛パワースポットとしてPRしているので、最初に見たオシドリのモニュメントも「恋人の聖地」にちなんだものだったんですね。
袋田の滝の吊り橋と茶屋
ゆっくり静かに滝を堪能したら、再びエレベーターで下へ。
今度は吊り橋に向かいます。
吊り橋から見上げる袋田の滝はまた違った趣です。
橋を渡って渓流散策コースと呼ばれる道へと進みます。
この道で車をとめた売店通りに戻れるのですが、道の途中に何軒がお茶屋さんがあり滝を見ながら食事することができます。
義両親は寒かったからかここはスルーでしたが滝を見ながらご飯を食べたりお茶を飲みたかったな。
瀧見茶屋は見晴らし抜群で駐車場もあり、実はここが滝入り口に一番近い駐車場です。
こんな奥まで車で入ってくる人は少ないので、穴場かも!
*袋田の滝周辺のおすすめランチはこちらの記事でも紹介しています。
袋田の滝で山登り?ハイキングコース入り口
今回は時間がありませんでしたが、こちらの登山口も気になりました。
袋田の滝の吊り橋を渡ったところに山をトレッキングできる1.6kmの「月居山ハイキングコース(所要時間80分)」があります。
もう一つの滝、生瀬滝や月居観音堂を巡って戻ってくる一周ルートで、階段が急でかなりきつそうですが、次回はぜひ挑戦したいです。
袋田の滝から竜神大吊橋へ!
袋田の滝のお店が軒並み閉まっていましたので、お昼は竜神大吊橋へ。
袋田の滝からの車のルートです。30分ほどのドライブでした。
竜神大吊橋ー袋田の滝 車でのアクセス ルートマップ
竜神大吊橋は、竜神ダムにかかる本州一長い長さ375mの吊り橋。
バンジージャンプでも有名です。
橋の途中にガラス?強化プラスチック?の透明な窓があって下を覗くことができるのですが、かなりの高さです。
義両親はここで足がすくんで動けなくなってしまった人を見たことがあるそうなので、高所恐怖症の人はご注意ください。
橋を渡るには渡橋料金が必要なのですが、広い駐車場は無料です。
ハイシーズンは駐車場に屋台が立ち並び、楽しく買い食いできたそうですが、12月中旬のオフシーズンはがらーんとしていたので休憩所の2階で食事をしました。
団体客にも対応できそうな感じの観光地の食事処でしたが、ここも空いていて、竜神大吊橋でバンジージャンプする人を眺めながらゆっくりのんびりすることができました。
前回はここで梨のソフトクリームを食べたのですが、オフシーズンでアイスクリームスタンドもお休みでした。
バンジージャンプの料金は16,000円ということで、いろんな意味で勇気がいり挑戦しませんでしたが、一度経験したいような気もします。
渡橋料は大人310円、子供210円。
営業時間は8:30〜17:00で年中無休です。
竜神大吊橋もJAF優待で渡橋料が大人30円、小人20円割引になります。
私たちは今回お昼を食べに立ち寄っただけでしたが、橋を渡った先にハイキングコースもあり下から橋を見上げることもできます。
今回の日帰り旅行では、竜神大吊橋の後こちらに立ち寄りました。
袋田の滝の住所とアクセス
袋田の滝:茨城県久慈郡大子町袋田3-19
車でのアクセス:常磐自動車道那珂インターチェンジ下車。
那珂ICより国道118号で約1時間(大子町袋田)
電車でのアクセス:JR常磐線水戸駅よりJR水郡線袋田駅からバスで約10分または徒歩40分。
那珂ICから袋田の滝まで結構時間がかかりますが、景色が綺麗です。
バスは本数が少ないのであまりオススメしません。
車が便利だと思います。
トンネル受付、エレベーター営業時間は決まっていますが、滝そのものは終日見学できます。
まとめ
ゴールデンウィークの川にはためく鯉のぼりと秋の紅葉、真冬の氷瀑が有名な袋田の滝ですが、トンネルは夏涼しく冬暖かいのでオフシーズンでも十分に楽しめます。
紅葉シーズンが終了し年末年始までの束の間のお休み中、ということで12月中旬の平日は売店通りが寂しかったのが残念でしたが、いつ来ても全て浄化してくれるような滝のパワーに癒されます。