前回レビューした印度カリー子さんの初心者向けスパイスカレー本
「私でもスパイスカレー作れました!」
この本のレシピは究極にシンプルに、どんな素材も簡単にアレンジできるように作られていてとってもわかりやすいのですが、レビューに書いたように写真がありませんーーー。
写真がないと実際に作るにあたってやっぱりちょっと不安なんですよね。
特にキーマカレーは「本当にこの順番でいいのかなぁ」と感じるのではないでしょうか。
印度カリー子さんレシピでキーマカレーを作った時の工程を、写真で紹介してみようと思います。
どうぞ参考にしてみてください。
印度カリー子さんの簡単レシピでキーマカレーを作る!
「私でもスパイスカレー作れました!」のレシピは2人分ですが、私は家族分作りたかったので、全て倍量し4人分として作りました。
材料が倍になっただけで、作り方は本の通りです。
まず、玉ねぎ、にんにく、生姜のみじん切りを「強火」で炒めます!
2人分なら10分で焦げ茶色になるはずなのですがーーーー
10分経ってもこの状態。
20分かけてやっとこのくらいになりました。
倍量にすると炒める時間も倍かかるのですね。
玉ねぎを焦げ茶色に炒めたら、強火のままトマト(今回はカットトマト缶)を投入!トマトを潰してペースト状にしていきます。
トマトがはねるので注意です。
エプロンをしましょう。
弱火にして、スパイス(ターメリック、クミン、コリアンダー)と塩を投入、1分混ぜます。
(4人分なので、こちらも各小さじ2に増量しました。)
次は中火にしてメインの具材(キーマカレーはひき肉)と水を入れるのですが、、、
ひき肉を最初に炒めずいきなり入れるって、初めての経験です。
ドライカレーでもミートソースでもお肉は最初に炒めてから煮ていきますよね?
こんな水分量の多いところに生ひき肉を入れちゃっていいの?
水を入れたから温度もさがっちゃってるし、と思いながら牛挽肉400gを投入。
追記:カリー子さんがTwitterで「レシピを倍量で作る場合も水の量はそのままで」と発信されていました!
2人前のレシピで倍量作りたい時
水分量だけは単純に倍量にしません。蒸発量は一定だからです。
(例: 4人前なら水150cc〜)
目安は具材が半身浴する程度で どんな鍋・何人前でも使える目分量術です。
ベースも倍量せず規定量から少しずつ増やして調整します。
あ、本では豚ひき肉になっていました!
インドの方は牛は食べないのですよね。
ごめんなさい。
水とメイン食材(今回は牛ひき肉)を入れたら、続けてベースを投入します。
今回はココナッツミルクです。
ベース(水or牛乳orヨーグルトorココナッツミルクorクリーム)はメインの具材+水に続けて入れて良いのですが、今回は生肉が心配でひき肉がほぐれて少し火が通ってからココナッツミルクを入れました。
あとはよく混ぜて、
蓋をして火が通るまで煮ます。
(蓋なしフライパンなので有り合わせの鍋蓋ですみません!)
10〜20分煮て、キーマカレーの完成です!
(味をみて、もの足りなければ塩を足します。)
キーマカレーがよく見えなくなってしまいましたが、キャベツカレーと一緒に盛り付けて目玉焼きを添えてみました。
ひき肉をいきなり煮ちゃって美味しいのだろうか、と思いましたが市販のカレールーで作るいつものドライカレーよりずっと美味しい!
家族にも「このキーマカレー美味しい!」と好評でした。
キーマカレーのひき肉は本当は先に炒めた方が良いのかもしれませんが、「私でもスパイスカレー作れました!」レシピで作ったキーマカレーもちゃんと、というかとっても美味しかったです!
キーマカレーって水分があるものなの?
私はずっとキーマカレーってドライカレーなんでしょ?と思っていたので今回作ってみて随分水分量が多いなぁ、本の煮込み時間だと水分飛ばないけどいいのかなぁ、と作りながら不安でしたが、キーマカレー=ドライカレーではないんですね。
キーマとは「ひき肉」という意味なので、キーマカレー=ひき肉カレー。
普通のインドカレーと同じ水の量で良いそうです。
キーマカレーは汁気があるからナンと合う?
インドは広いので「keema curry」と画像検索すると色々なカレーが出てきます。
今回作ったような汁気のあるキーマカレーだけでなく、汁気のないドライカレーのようなキーマカレーもあります。
上記のように、キーマ=ひき肉・細切り肉ですから、ひき肉を使ったカレーは全てキーマカレーでキーマカレーの中には水分の多いものも水分量の少ないドライな感じのものもありますよ、という感じでしょうか。
よく見るとポロポロ系のキーマカレーは「ビーフキーマカレー」と書いてあるものが多いので、インドのキーマカレーは基本汁ありで、ドライな感じのものは外国人がアレンジしたレシピなのかもしれません。
しっとりしたカレーの方がパラパラのインド米やナンに合いそうですよね。
まとめ
印度カリー子さんの「私にでもスパイスカレー作れました!」は初心者向けの「日本の家庭料理として簡単に作れるインド式スパイスカレー」の本ですが写真がないのでカレーを作る工程や出来上がりのイメージが浮かびにくいということもあると思います。
私もキーマカレーのページは「ここでひき肉を入れるって、炒めていないけど大丈夫なの?」と不安だったので、写真を撮ってブログで紹介してみました。
玉ねぎの炒め方など完全にレシピ通りではなかったかもしれませんが、それでもちゃんと美味しく作れましたよ!
今回は自宅になかったので使用しませんでしたが、本にはこのキーマカレーをさらに美味しくするスパイスも紹介されています。
興味のある方はぜひ「私でもスパイスカレー作れました!」を実際に手にとって、スパイスカレーに挑戦してみてください。
きっとスパイスカレー作りにハマりますよ!