新生児から赤ちゃんにも使える、
家にある緑茶を使ったあせも対策を紹介します。
安くてあまり美味しくない緑茶や
出がらしも使えるので手軽で経済的。
あせもがひどくなって病院に行く前に、
緑茶を使った民間療法を試してみませんか?
スッキリ、サッパリして気持ちよく、
大人のあせもにもおすすめです。
あせも対策に緑茶がおすすめな理由
緑茶に含まれる「カテキン」には殺菌作用があります。
緑茶のカテキンの殺菌作用は、インフルエンザ予防の
「緑茶うがい」やO-157にも有効、ということでその効果が
広く知られていますね。
緑茶の殺菌・抗酸化作用は、肌の炎症を抑え
皮脂を抑制して肌を白くするということで、
緑茶の化粧水や緑茶パックも人気なんですよ。
また、緑茶はカテキン以外にも、ビタミンC、
タンニン、フラボノイドといった有効成分を含みます。
特に緑茶のビタミンCは熱に強く80度でも壊れません。
ビタミンCは皮膚からは吸収されないと言いますが、
緑茶に含まれるビタミンCは肌の新陳代謝(ターンオーバー)
を活発にする、という説もあるんです。
ちなみに、ビタミンCが多いのは「煎茶」です。
お茶の木を覆って作る「玉露」や「抹茶」は
日光があたらない分、ビタミンCが少ないんですって!
赤ちゃんのあせもに緑茶を利用する方法
緑茶のあせも療法は、おばあちゃんや保育園の先生に
「赤ちゃんのあせもには緑茶がいいよ!」
と勧められて半信半疑だったけれど、
やってみたらとっても良かった!という声が多いんです。
緑茶を飲ませるわけではないので、新生児から大丈夫、
ということですからぜひ試してみてくださいね。
緑茶を使ったあせも対策のやり方
緑茶(出がらしでも良い)を、ガーゼなどに含ませて、
赤ちゃんのあせも部分にポンポンを優しくつけます。
あとはそのままお茶を洗い流さず、自然乾燥させるだけ。
お茶で肌荒れにすることはほとんどありませんが、念のため
一番茶のような濃いお茶でなく、薄めたお茶を使いましょう。
また、服にお茶のシミをつけないよう注意してください。
緑茶のお風呂も赤ちゃんにおすすめ
緑茶、特に高級な玉露は、コーヒーのエスプレッソ並みの
カフェインを含みます。なのにあまりそれを感じないのは、
緑茶に含まれる「テアニン」というアミノ酸の一種に
カフェイン興奮抑制作用があるからです。
緑茶をお風呂に入れると、カテキンの美肌効果だけでなく
テアニンによるリラックス作用が期待できるんです。
香料などの添加物を含まない緑茶は、特に副作用もなく
赤ちゃんにも安心して使える入浴剤になります。
緑茶のお風呂のやり方
緑茶風呂の作り方は、お風呂にお茶を入れるだけ。
急須で淹れたお茶をそのまま入れてもいいですが、
お茶を飲んだ後の出がらしで十分なので、出がらしの
茶葉を古いストッキングなどに入れて口を縛り、
それをお風呂に入れると経済的です。
お茶のティーバックを直接お風呂に入れてもいいのですが、
濃すぎると刺激が強いかもしれないので、赤ちゃん用なら
出がらしの茶葉の方が安心でしょう。
シャワーで流さないほうが効果的ですが、気になるなら
最後にシャワーを浴びても構いません。
浴槽に色がつくといけないので、緑茶のお風呂の
残り湯は放置せず、茶色くなる前に流してくださいね。
お洗濯には使えません。
まとめ
普段飲んでいる緑茶の出がらしであせもが改善できれば、
こんなにいいことはありませんよね。
やり方も薄いお茶をガーゼやコットンに
浸してあせもにぽんぽんつけるだけ!ととっても簡単。
あせも予防に、緑茶の茶殻入りお風呂もおすすめです。
さくらももこさんも著書の中で
「緑茶で水虫をなおした」
とおっしゃっていましたし、何気なく飲んでいる
緑茶には、侮れないパワーがあるんですね。
おばあちゃんの知恵、ぜひ試してみてください。