お墓参りでお墓のお掃除をするとき、
付属の小物のお手入れはどうしていますか?
お墓(墓石)の付属品は細長いものが
多く、奥の方まで綺麗にするのが難しいですよね。
お墓の花立て・ろうそく立て・線香立て
をお掃除する方法について紹介します。
お墓掃除で花立てを綺麗にするには
お墓小物の中でも、お掃除するのが大変なのが「花立て」です。
特に夏場はすぐにお花が枯れてしまうので、朽ちたお花が
そのままだったり、腐った水がドロドロになっていると
掃除するのはなかなかつらいものがありますよね。
ご先祖様にも申し訳ない気持ちになりますーーー。
花立が作り付けで外せない場合は
うちのお墓の花立は作り付けなので取り外して洗えず、
綺麗な水をたくさんいれて腐った水を溢れさせる、
という方法しか出来ません。
お寺で借りる手桶とひしゃくでは水の量が足りないし
時間もかかるので、飲料水用のノズル付きポリタンクを
持参して花立を掃除しています。
ホースを使える場合はホースから直接
花立に水を入れると早いです。
花立ての掃除は柄付きブラシが便利
割り箸や細い枝でできるだけゴミをかき出し、
じゃんじゃん水を入れて汚れをできるだけ落としたら、
持ち手付きの細長い哺乳瓶洗い用スポンジでゴシゴシします。
たまたま家にあったので哺乳瓶用を使っていますが、
パイプブラシなど細めの柄付きブラシ(スポンジ)なら
なんでも良いと思います。
歯ブラシが届けば良いのですが、お墓の花立ては結構深いので
歯ブラシだと届かないんですよね。
細い柄付きスポンジは、お墓から取り外しできるタイプ
の花立のお掃除にも便利です。
墓石用花立て洗いスポンジ、という専用の道具もありますが、
100均のものでも十分です。
劣化による汚れの場合は買い替えもあり
お墓のお花立が竹、プラスティク、陶器製で劣化している場合は、
花立だけ錆びに強いステンレス製に交換することも可能です。
お墓に供えた花は仏壇以外に
お盆などお花が傷みやすい暑い時期は、他のお供え物と同様に
お花も家に持ち帰るように、という霊園や墓地もあるそうです。
一度お墓にお供えしたお花は、仏壇に飾ると同じ花を二度
仏様にお供えすることになるので、仏壇以外の場所
に飾りましょう。
お墓のろうそく立て・ロウ汚れの掃除方法
ろうそく立てのお掃除で注意したいのは、実は
墓石にたれてしまったロウです。
ロウはこびりつくとなかなか落とすことができませんし、
墓石に取れないシミがつくことも!
お墓の墓石についてしまって取れないロウは、
お湯をかけて柔らかくして落とす、という人が多いです。
お寺でお湯がもらえない場合は、保温ポットなどに
お湯を入れてお墓に持参すると良いでしょう。
ただし、寒い日にお墓にいきなり暑いお湯をかけると
墓石がひび割れることがあるので要注意です。
お湯を持参するのが難しい場合は、
使い捨てカイロで温める方法もあります。
お湯をかけるのが心配な場合は、プラスチック製のカード
などでこそげとるといいでしょう。
夏は、火をつけなくても暑さでロウソクが溶けます!
お花と同様、ロウソクも家に持ち帰りましょう。
お墓の線香立て(香炉)の掃除
家のお墓は、線香立ても作り付けの、縦に立てるタイプです。
(写真はイメージです)
なので、線香立ての灰を小さな穴から掻き出さないといけません。
割り箸やヘッドの小さい歯ブラシを持っていって
お線香の残りなどを取り除くようにしています。
線香立てが取り外せるタイプや香炉と線香皿の場合は、
燃え残りと灰を、ネット(網)、こし器、フルイ
にかけてゴミを取り除き、綺麗な灰だけ線香立てに
もどす、という方法もあります。
お線香を横に寝かせるタイプの香炉、香皿は
取り出せるものは取り出して洗ったり水ぶきします。
網がついたステンレスの線香皿ならお掃除が簡単。
蓋つきや屋根付きの線香皿を選ぶと雨やホコリも入らず、
風除けにもなってお線香もよく燃えます。
まとめ
お墓のお掃除に行く時は、花立て、ろうそく立て、
線香立てなど付属の小物のお手入れ用に
柄のついたスポンジ、お湯、フルイ
を準備していくと便利です。
お墓に付属の小物が劣化している場合は、
お手入れしやすいステンレス製の
ものに買い換えることもできます。
お墓掃除は大変ですが、お墓を綺麗に
することはご先祖様の供養になりますし、
気持ちもとてもスッキリしますよ。