花嫁の手紙は、結婚式・披露宴の定番
とも言える、人気の高い演出です。
結婚式に自分の言葉で両親に感謝を伝えたい方、
また、読むように強く勧められて仕方なくーー
という花嫁さんもいらっしゃることでしょう。
花嫁による両親への感謝の手紙の朗読は
結婚式一番の感動シーン、と言われるだけに
これで大丈夫?!と不安になりますよね。
花嫁の手紙のマナー、特に「タブー」と
される表現についてまとめてみました。
花嫁の手紙にタブーってあるの?
結婚式のスピーチには、結婚する二人に対しての
マナーとして、縁起の悪い言葉(忌み言葉)
は使わない、という決まりがあります。
ですが、花嫁の手紙は、主役の一人である
花嫁が自分の気持ちを素直に表現するのが良し、
とされていることから、堅苦しい決まりの
ことはあまり考えなくても良い、とされています。
とはいえ、結婚式にもよりますが、年配の親戚や
会社の上司など、忌み言葉や言葉使いを
気にするゲストもいらっしゃるかもしれません。
花嫁の手紙、というものは、両親だけでなく
結婚式のゲストの前で読むものです。
ありのままの自分、といっても、
花嫁が自分の両親をパパ、ママと呼んだり
実は新郎とは一度別れて復縁したとか、
仕事が大変で結婚生活が不安で仕方ない、
という話をすると、列席者に
「ちょっと、このお嫁さん大丈夫?!」
と思われてしまう可能性もあります。
自分らしいエピソードを披露しつつも
ある意味「無難」に抑えた方がいいのです。
花嫁の手紙で「最後になりましたが」はNGワード?
花嫁の手紙で避けたい縁起の悪い言葉、
いわゆる「忌み言葉」についてご紹介します。
結婚式でNG、使ってはいけないとされるのは、
別れ(離婚)や病気、死を連想させる言葉、
そして繰り返す言葉です。
花嫁の手紙でよく聞く「最後になりましたが」
という言葉も、本当は「結びに」と言い換えたほうが
いいんです。こんなちょっとしたことで、
「このお嫁さん、大丈夫なの〜?」から
「しっかりした出来るお嫁さん!」に評価が変わる
こともあるので、手紙の原稿に忌み言葉が
含まれていないか、しっかりチェックしましょう。
縁起悪いとか不吉なのがいけないのはわかるけど、
「繰り返しの言葉」って何が悪いの?
と思うかもしれませんが、またまた、わざわざ
などの繰り返す言葉は「再婚」を連想させる
として結婚式ではタブー、となっています。
繰り返しの言葉は「不幸が重なる」として
お葬式でもタブーですので覚えておきましょう。
花嫁の手紙旦那さんになる彼の呼び方はどうする?
花嫁の手紙に「新郎と一緒に幸せになります」
というフレーズを入れることも多いと思いますが、
普段新郎を〇〇ちゃん、やあだ名で呼んでいる場合、
急に改まって「〇〇さん」というのもこそばゆい、と
感じると思います。
しかし、〇〇ちゃんや「あだ名」呼びは、NGです。
〇〇さん、なんて言う方も聞く方も耐えられない、
と思うかもしれませんが、彼のご両親や親戚の前では、
やはり「〇〇さん」と名前で呼ぶのが無難です。
普段パパ、ママと呼んでいる両親を
「お父さんお母さん」にするように、新郎も
呼び捨てや〇〇ちゃんではなく、なるべく
名前に「さん」をつけて呼びましょう。
普段通りの言い方でないと、どうしても
気持ちが入らない、という場合は、
「普段通りの呼び方で失礼いたします」
と最初に断りを入れる方法もあります。
まとめ
花嫁の手紙は、両親への感謝の気持ちを
素直に自分の言葉で綴ればいいのですが、
結婚式という公の場で読む以上、
他のゲストへの気遣いも欠かせません。
使ってはいけないとされる
「忌み言葉」は違う表現に変え、
両親や新郎の呼び方も、誰が聞いても
違和感のないものにするのが無難です。
パパ、ママ、〇〇くん、といつも通りに
呼びかけたいときは、手紙を読む前に
お断りしておくとスマートです。