夏休みには家族でキャンプに行きたい!
キャンプといえばサマーキャンプ、夏のイメージが強いですが、実際の夏キャンプは涼しい場所を選んだつもりでも最近の熱帯夜でテントが蒸し風呂になることも。
夏にキャンプに行くなら、暑さ対策は欠かせません。
最近の猛暑でキャンプに「扇風機」を持参する人が増えています。アウトドアで扇風機を活用する方法についてお伝えします。
夏キャンプのテントの暑さ対策の基本
夏キャンプは夜になっても思ったより気温が下がらずテントの中が暑くて眠れない!ことが良くあります。
日本の夏は湿気が多いですし、平地のキャンプ場では最低気温25度以上の熱帯夜になることも。
逆に、標高が高く天気が変わりやすい山のキャンプ場は真夏でも寒さ対策が必要になります。
標高が高いから涼しいはず、と思っても湿度は高くて蒸し暑い、ということもありますし、平地でも木陰や水辺がある場所は過ごしやすいですから、夏のキャンプ場選びは、どのくらい暑いのか、サイトに問い合わせて確認することが大切です。
夏は汗を流してさっぱりできると楽なので、入浴施設や水浴びできるところがあるか、という基準で選ぶという方法もあります。
夏キャンプでテントを設営するときのポイント
日が高いうちにテントを張ると強い日差しでテント内が蒸し風呂状態になるので、テントの設営は日が傾いてからにしましょう。
夏キャンプのテントは入り口から風が入るように設営し、できるだけ通気をよくします。
また、タープでテントに「日陰」を作りましょう。
安いテントや安いタープだと日差しをしっかり遮光できず暑くなりがちなので、夏でもあまりペラペラなものは良くありません。
スクリーンタープとテントが一緒になった2ルームテント(2ルームハウス)も夏キャンプにおすすめです。
寝床は、マットよりもコット(ハイコット)の方が背中が暑くならず快適です。
テント内を涼しく快適に過ごすために便利なもの
アイスボックスやアイスノンも暑さ対策に有効で、冷たい水を打ち水にしたりスプレーすると涼しくなります。
冷感をもたらすメントール(ハッカ)スプレーは暑さ対策と虫除けの両方に使えて便利です。
夏のキャンプでは、暑くて寝苦しいだけでなく蚊に刺されて痒くて眠れない、ということも多いですから、蚊取り線香や虫除けは必需品!
ムヒなど虫刺されも薬も必須です。
夏のテントで活躍する扇風機
暑い夜は、風があるかないかでしのぎやすさが全く違います。
いくらテントをメッシュにしても風がなければどうしようもありませんーー。
自然の風が都合よく吹いてくれることはないので、夏キャンプのテントに扇風機を持ち込む人が増えています。
暑いのを我慢してキャンプ場で熱中症になったら大変ですからね。
キャンプで扇風機使うくらいなら家にいろ!
と思うかもしれませんが、扇風機には風を送る以外にも色々な使い道があるんです。
扇風機を回せば簡易クーラーに!
西日がきつい夕方の調理を扇風機で涼しく
扇風機の風で楽々炭おこし
扇風機でテントに入る蚊を吹き飛ばす!
など、扇風機は様々なシーンで役立ちます。
夏だけでなく冬のキャンプでもテント内の空気を循環されるサーキュレーターとして使えますから、コンパクトな扇風機はひとつ、またはふたつあると便利です。
サーキュレーターと扇風機は厳密には違うものですが、どちらも風をおこす機械です。
サーキュレーターの風は直線的で遠くまで届き、扇風機の風は広範囲に届くので、夏涼をとるなら扇風機、と言われていますが、首振り機能付きのサーキュレーター、サーキュレーター機能付き扇風機、などもあるのでパワーと価格、電源、音、コンパクトさなどキャンプで使用する目的にあったものを選べば良いでしょう。
アウトドア用のサーキュレーターを夏キャンプの扇風機代わりに使ってもいいですし、電源が確保できるのであれば家庭用扇風機をそのまま持ち込むのもありです。
これから購入する場合は、アウトドアブランドの扇風機より家庭で使うための扇風機の方がハイパワーなことが多いので、アウトドアにこだわらずに探してみることをおすすめします。
乾電池式の扇風機なら、100均にもあります。
キャンプでの扇風機は電池式で充分?
上で100均に乾電池式扇風機がある、と書きましたが、電池式のポータブル扇風機はパワー不足なことが多く、エネループなど充電池を使うとしてもちょっと不便です。
キャンプで人気の扇風機は、マキタの充電式ファン。
マキタのバッテリーは基本的に互換性があるので、工具や家庭のコードレスクリーナーにも使えるのとハイパワーなところが評価されています。
音はややうるさいです。
充電式タイプの扇風機は、マキタ以外にもラジオやLEDライトがついたものなどもあるので色々探してみてくださいね。
手軽に充電できてそこそこパワーもあるのが、USBで充電できるタイプのコンパクトな扇風機です。
省エネ、音が静か、などUSB充電も色々なタイプとデザインが選べるのでおすすめです。
キャンプ場が電源があるAC電源サイトの場合は100V電源のコンセントがあるので家にある扇風機を持ってきて使うことも可能ですが、家庭用扇風機は首が長く車に積むのが大変ですよね。
キャンプスタイルにもよりますが、基本的にコンパクトなコードレス扇風機が便利でしょう。
サーキュレーターも、コードレスがおすすめです、
冬キャンプの結露防止に欠かせないサーキュレーターは、家庭のエアコンの風を拡散するのも得意なので、洗濯物を部屋干しするときなどにも活躍しますよ。
まとめ
夏のキャンプで熱中症にならないためにも、暑さ対策は欠かせません。
テントの中は日差しで温度が上がりやすく特に注意が必要です。
夜テントでぐっすり寝て体力を回復するためには、サーキュレーターや扇風機を使用することも必要です。
しっかり暑さ対策して、元気にキャンプを楽しんでくださいね。