夏バテ対策に効く飲み物は？暑い時は熱い物？甘酒の成分と効能は？

暑い夏を乗り切るには、食べ物だけでなく
飲み物も「元気になるもの」を選びたいですね。

水分を摂りなから、夏バテ防止効果もある
食欲がない時に、飲むだけで栄養が取れる

そんな夏バテ対策ドリンクを集めてみました。

冷やし甘酒

みんなが飲んでいる定番ドリンクから、
暑い国の人たちが愛飲している
ちょっと変わった飲み物まで、様々な
夏バテ対策飲料をご紹介します！

夏バテ対策の飲み物、みんな何を飲んでいる？

熱中症予防の水分摂取だけでなく、飲み物で
夏バテ対策、夏バテ防止したい、という場合、

１　クエン酸・塩分入り飲料で疲労回復する

２　栄養のあるドリンクで栄養補給する

という二つの方法があります。

１は、

・レモンたっぷりのレモネード
・梅シロップを炭酸水でわった梅ジュース
・梅干入りの麦茶
・トマトジュース

などで、食欲がなくても飲みやすい
さっぱり系の飲み物ですね。

２は、

・スポーツドリンク
・青汁
・牛乳
・甘酒

など、ビタミンやたんぱく質などを
含む、栄養価の高い飲み物です。

暑い夏についつい飲みすぎてしまうコーラや
サイダーなどの清涼飲料水の代わりに、
これらの飲み物を取り入れてみてください。

逆に、取りすぎに注意したい飲み物は、
アルコールとカフェインの入ったドリンクです。

利尿作用があるアルコール、カフェイン飲料は
脱水を招くことがあるのでなるべく避けましょう。

海外の夏バテ対策ドリンク

日本と同じ、またはそれ以上に高温多湿になる
東南アジアなど暑い国に住む人は、
暑さ対策に何を飲んでいるのでしょうか。

シンガポールでは、バーリーウォーター（barley water）
「大麦湯」を飲みます。日本の麦茶とはちょっと違う
とろみのある飲み物で、氷砂糖で甘みを、レモンや
パンダンリーフという植物で香りをつけます。

インドネシアではココナッツウォーターです。
ココナッツウォーターは日本でも市販されていますが、
フレッシュな丸ごとのヤシの実のジュースをストローで
直接飲み、飲み終わったら殻の内側の果肉を食べる、
というのがインドネシア流。中身だけ飲むより、
この方が栄養面も優れています。

また、暑い国ではスイカをジュースにすることが多く、
スイカジュースにミントの葉と岩塩を加えて
甘みを抑えて飲んだりします。

スイカは日本でも手に入りやすいですから、
そのままではなくジュースにして水分補給する、
というやり方は真似したいですね。

ちょっとびっくりのインドのスイカミルクシェイクは
動画でご紹介します。お腹を壊しそうですが、
どんな味？と好奇心をそそられますよ。

インドではヨーグルトドリンク（ラッシー）もよく飲みます。
やはり高温多湿のサウジアラビアにも、ラバンという
飲むヨーグルトがあります。

フレッシュフルーツを入れたヨーグルトドリンクなら
ビタミン、たんぱく質、カルシウムを補給できますね。

ヨーグルトドリンクは日本でも簡単に手に入るので、
夏バテ対策として是非取り入れてみてください。

暑い時には熱い飲み物を飲んだ方がいい？

冷たい飲料を飲み過ぎると夏バテするよ！
とよく聞きますね。冷たい水の取りすぎで胃液が薄まると
胃腸の働きが悪くなり、食欲不振の原因になります。

だから、夏も飲み物は温かいものがいい、と言います。

でも、暑い夏に我慢して熱いものを飲む必要はありません。
胃腸にやさしい温度は、体内の温度と同じ37度ほど。
フゥフゥするような熱いものではなく、夏も冬も、
人肌程度の温度の飲み物が良いのです。

また、熱中症予防には冷たい飲み物で体を冷やす、
ということも有効ですから、一概に冷たいドリンクが
ダメ、というわけでもありません。

最近話題の甘酒の成分と効能について

夏バテ防止ドリンク、としてコンビニでも
手軽に購入できるようになった甘酒。

江戸時代は夏の飲み物で「飲む点滴」というくらい
栄養がある、美容と健康に良い発酵飲料！

ということで人気の甘酒ですが、
甘酒選びにはちょっと注意が必要です。

甘酒には「酒粕（さけかす）」を使用した
アルコールを含むものがあります。夏バテに良い
とされているのは酒粕の甘酒ではないんです。

お雛様が顔を赤くする「白酒」とも、もちろん別物です。

アルコールを含むものや砂糖を加えた甘酒ではなく、
材料が麹（こうじ）と米のみ、の甘酒を選びましょう。

米麹　甘酒

米に麹を混ぜて保温し、デンプンから糖分を引き出して
作られる甘酒は、砂糖を加える必要がありません。

米に麹だけで作られた甘酒には、加熱処理60度
と表示されていることもあります。
原材料をよく見て、甘酒を選んでくださいね。

じっくり発酵させて甘くした甘酒には、ビタミンB1、
ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、
オリゴ糖、必須アミノ酸、酵素、ミネラルなどの
夏バテ予防に効果的な成分が多く含まれます。

アルコールを含まないので、子供にも安心です。

ただ、糖分（ブドウ糖）も多いですから
1日に飲む量は160〜200ml程度が適当です。

まとめ

梅干し入り麦茶から、インドのびっくり
スイカドリンクまで、夏バテを防ぐために
おすすめの飲み物を色々ご紹介しました。

水分補給は熱中対策の基本です。

暑い時はたくさん汗をかきますし、
食欲がないと食事が減る分、摂取する水分も
減ってしまいます。

たっぷり汗をかいたらクエン酸や塩入りの
さっぱりドリンク、食べる元気がない時は
飲むだけで栄養が取れるもの、上記を
参考に色々工夫してみてくださいね。

飲みやすくて疲労回復効果のある飲み物を
十分にとって元気に夏を乗り切りましょう！