日本の夏の日よけグッズ、といえば
天然素材が涼しげな「すだれ」ですね。
和風なすだれは、モダンなマンションの
ベランダにも、意外にしっくり馴染みます。
日差しがきついマンションのベランダの
日よけと目隠しにすだれをかけたい場合の
取り付け方と、一緒に利用したい便利な
オプショングッズをご紹介します。
マンションのベランダの暑さ対策
マンションのベランダは、防災時の避難経路に
なっていることも多く、通路を塞ぐような
植物プランターを置くことは禁止されていて
できない、という場合も多いです。
ナチュラルな涼感が得られると人気の
つる植物を利用したグリーンカーテンは
ベランダにかなり大きなプランターを
設置しなければならないので、残念ながら
マンションではなかなか難しいですよね。
日よけ効果のある遮光カーテンや遮熱フィルム
よりも、できれば窓を開けて涼しくしたい。
そんな時はレースのカーテンよりも風を通し
日差しを遮る効果も大きい「すだれ」が便利です。
すだれとよく似たものに「よしず」があります。
すだれが竹製ですが、よしずは葦の茎製です。
広範囲の日陰が作れるよしずもいいのですが、
よしずは基本、立てかけて使うものです。
マンションのベランダの床に置く必要があるので
規約に違反する場合がありますし、高層階では
強風で倒れる心配もあるので、マンションでは
よしずよりもすだれの方が使いやすいでしょう。
すだれをマンションのベランダに吊るすには?
賃貸マンションはもちろん、分譲マンションでも外壁や
ベランダ部分は「共有部分」として勝手に穴を開けたり
することはできない場合がほとんどです。
外壁に傷をつけずにすだれ用のフックを取り付けるには、
・オーニング・すだれ取付用の接着タイプのフック
・ねじ式でサッシ・網戸枠に取り付けるすだれハンガー
・すだれ用マグネットフック
などのグッズを使います。
いずれも通販で購入可能ですので、
マンションのサッシ、網戸の形状、材質、サイズを
よく確認してぴったりのものを選びましょう。
商品画像、使用レビューについては
下記のリンクの商品を参考にして下さい。
Amazonで購入できる すだれハンガー・すだれフック 一覧
外付けが難しいようなら、室内のカーテン
レールに「内付け」する方法や「つっぱり棒」を
利用する、というやり方もあります。
マンションのベランダのすだれに取り付けたい巻上器
すだれを買ってきて狭いベランダにそのまま吊るすと、
ベランダへの出入りが不便になることもありますね。
すだれを取り付ける時は、一緒にすだれ用の
「巻上器」をつけて置くと便利です。
巻上器とは、外吊りすだれのオプションパーツで
これがあるとすだれをロールカーテンのように
簡単に巻き上げることができるようになります。
すだれが飛ばされて落下すると危険なので、特に
風が強い時は、巻き上げて置いたほうが安全ですよね。
すだれのオプションパーツでは「ゆれ止めフック」
も便利です。ゆれ止めフックは外吊りすだれの下の
サッシ枠に取り付けるもので、すだれが風で
バタつくのを抑えてくれるものです。
マンションには風対策が欠かせませんが、ゆれ止めフックは
紐で縛るよりも見た目も良く、しっかり止められます。
すだれの「巻上器」「ゆれ止めフック」は
通販でも購入できますのでぜひ検討してみてください。
まとめ
気軽に購入できてしっかり遮光でき、涼しいすだれ。
最近のすだれは、カラフルなものや天然葦を利用した
高級感のあるものなど、マンションの
インテリアにも馴染みやすいものが増えています。
マンションのベランダで外付けする場合は、
風で飛ばされないよう十分注意する必要がありますが、
すだれを上手に利用して、夏を乗り切ってくださいね。