離乳食初期から使えるうどんとそうめん。
買い置きしやすいうどんとそうめんは大人と同じ食材を赤ちゃんの離乳食として使うことができる便利な食材です。
でも、普通のうどん・そうめんには意外と塩分が含まれているので離乳食には「塩抜き」が必要なのがちょっと面倒ですよね。
麺類の塩抜きを簡単にする方法は?
塩抜きっていつまで必要なの?
そんな疑問にお答えします!
離乳食の麺類、塩抜きはいつまで必要?
茹でたうどんやそうめんは、つけ汁なしでしょっぱいと感じることはありませんが、乾麺のうどん・そうめんには塩が使われています。
文部科学省の食品成分データベースによると、
乾麺100g当りの食塩相当量は、
うどんで4.3g、そうめん・ひやむぎは3.8g
です。
え、そんなに?!とびっくりしますが、
うどんやそうめんを乾麺のまま食べることはないですよね。
茹でると塩分はどうなるのでしょうか?
同じ文部科学省の食品成分データベースによると、
茹でた麺の乾麺100g当りの食塩相当量は、
うどんで0.5g、そうめん・ひやむぎは0.2g
まで減少しています。
茹でると乾麺の塩分は88%〜95%ほど抜ける、ということですね。
茹でた後水洗いすればさらに塩分は落ちます。
乾麺のうどん、そうめんを赤ちゃんの離乳食に利用する場合は、茹でたお湯を使いまわすことなくちゃんと捨てて、さらに水洗いしてください。
これで麺類の「塩抜き」は完璧です。
塩抜きは、離乳食が完了する1歳くらいまで必要です。
離乳食うどんの塩抜きはいつまで?乾麺・ゆで・冷凍の違い
離乳食のうどんの塩抜きは必要なのは離乳食が完了する1歳〜1歳半までですが、うどんには乾麺の他に茹でうどん、冷凍うどんもありますので、それぞれについてもう少し詳しくみてみましょう。
離乳食のうどんに乾麺を使う場合の塩抜きとコツ
上記のように茹でる前は塩分の多い乾麺のうどんですが、保存しやすく、赤ちゃんが食べやすいサイズにポキポキ折れる!という利点があります。
乾麺のうどんのデメリットは、茹でうどんや冷凍うどんに比べ、茹で時間が長い(10〜15分)こと。
また、短く折るのは簡単ですがつぶしにくいので、ペースト状にしなくてはならない離乳食初期には乾麺はちょっと不便です。
離乳食にゆでうどんを使う場合の塩抜きとコツ
ゆでうどんは、茹でて洗った状態になっていますから乾麺のうどんよりぐっとゆで時間が短く、塩分も低いです。
大人用にも減塩のための「塩分不使用」ゆでうどんがあり、離乳食にもとても便利!
参考商品:楽天市場で購入できる減塩うどん
Amazonで購入できる無塩うどん
パックになった茹でうどんは、袋に書かれているゆで時間よりも長めに茹でて柔らかく仕上げればペースト状にするのも簡単!
塩分もよりカットできます。
ゆでてから製氷皿などに入れて冷凍しておけば、電子レンジで解凍してすぐ食べられます。
薄味に作った出汁も一緒に冷凍して一緒にチン!すると楽ですよ。
ゆでてあるうどんは離乳食には一番使い勝手が良くオススメです。
離乳食に冷凍うどんを使う場合の塩抜きとコツ
乾麺より手軽で、ゆでうどんよりコシが強い冷凍うどん。
手軽で美味しい冷凍うどんですが、離乳食に使う場合はコシの強さが少し不便です。
また、大人の1食分は離乳食としては多すぎですが、解凍してしまうと再冷凍できないのも不便ですね。
塩分自体はゆでうどんと同じくらいなので、しっかり茹でれば塩抜きは問題ありませんが、離乳食に冷凍うどんを利用するなら、初期よりも中期以降がおすすめです。
赤ちゃん用のベビーうどんなら塩抜き不要!
少量の割に値段が高いかな、と思いますが、赤ちゃん用として売られているベビーうどんは食塩不使用で短時間で柔らかくなるように作られています。
参考商品:楽天市場で購入できるベビーうどん
Amazonで購入できるベビーうどん
離乳食作りに手をかけられない忙しいお母さんはベビーうどんを利用すると良いでしょう。
離乳食そうめんの塩抜きはいつまで?方法は?
そうめんは、乾麺のうどんと同じ扱いになります。
塩抜きが必要なのは、離乳食が完了する1歳くらいまでです。
そうめんはうどんより茹で時間がぐっと短いですし、茹でてから冷凍することも可能なので、夏だけでなく1年を通して離乳食に利用しましょう。
大人よりも柔らかめによく茹でて、しっかり水洗いして塩抜きをしてください。
そうめんの場合は、ベビーそうめん以外の「塩分不使用」の市販品はないと思いますので、離乳食にそうめんを使う時に塩抜きの水洗いを忘れがち、という場合は、ベビーそうめんを利用すると便利です。
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まとめ
離乳食のうどんとそうめんの塩抜きは、離乳食が完了する1歳〜1歳半まで必要です。
普通に茹でるだけでも塩分はかなり減少しますので、塩抜きの水洗いの工程をうっかり忘れてもそれほど気にする必要はありませんが、塩分(ナトリウム)を含む麺を使用するときは「塩抜き」することを心がけましょう。
なお、うどんとそうめんはアレルギーに注意したい「小麦」製品になります。
はじめて離乳食に取り入れる場合は、こちらの記事も参照してくださいね。
乾麺100gを茹でたら2倍近くの重さになると思うのですが、茹でた後も100gで比較していますね。茹でると乾麺の塩分は88%〜95%ほど抜けるという計算は誤りではないですか?
コメントありがとうございます。茹で麺は「乾麺100gをゆでて揉みあらいした量」として記載しております。乾麺2把=100gの塩分は約5.7gですが、ゆで上げてしっかりと揉み洗いすることで大半の塩分はお湯に溶け出し茹で上がったそうめんの塩分は約0.6gになる、とご理解しただけますと幸いです。