夏、といえば花火!ですね。
大きな花火大会もいいけれど、おうちで楽しむ手持ち花火、線香花火も綺麗で風情があります。
使用後の花火は、とりあえずバケツの水に入れて消火すると思いますが、その後の花火の始末は、どうしていますか?
使用後の花火の簡単な片付け方法、してはいけないNG行為、使わなかった花火、ロケット花火の処分など「花火の捨て方」をまとめてお伝えします。
花火の使用後の捨て方は?
花火で遊ぶときは、火災防止のため必ずバケツに水を用意して、使った花火は水に浸しますね。
このバケツの火薬や燃えカスが混ざった「使用済み花火入りの水」って捨てにくくないですか?
こうすると簡単だよ!
といい方法を教わったのでご紹介しますね。
花火のバケツに水を入れる前に、バケツにビニール袋をセットします。
水はバケツに直接ではなくビニールに注ぎ、そこに花火を捨てます。
花火終了後、水と使用済み花火の入ったビニール袋にハサミや竹串などを使ってちょっと穴を開け、水だけを捨てます。
あとは残った花火ごとビニールをくるくる巻いて、自治体の分別に従って捨てるだけ!
これならバケツが花火の燃えカスで汚れませんし、水の中から濡れた花火を拾い上げる必要もありません。
使用済み花火はほとんどの自治体で「燃えるゴミ(可燃ゴミ)」になっています。
お住いの地域で、ビニール袋が燃えないゴミ(不燃ゴミ)だった場合は、ビニールから出して新聞紙などに包んで捨てると良いでしょう。
ゴミの分別ルールは各区市町村で異なり、手数料がかかる場合もありますのでお住いの自治体のルールを確認して下さいね。
花火で遊んだあとは、必ずきちんと火の始末をして海や川、土の上に放置することなく、燃え残りなどのゴミも含め、全て持ち帰りましょう。
花火の材料には金属が使われているので、魚などの生態を汚染してしまう可能性があります。
花火の捨て方使用前のものはどうする?
まだ子供が小さいので、花火セットの打ち上げ花火は使わなかった、などの理由で、花火が残ることがあります。
最近は花火ができる場所も少なく、キャンプに行かなくなればもう花火する所がない、
ということもありますよね。
もう使わないから捨てたい、という場合、未使用の花火の処分はどうすれば良いの?花火の火薬は危険物になるの?と迷いますよね。
花火の使用期限は意外と長く、10年前の古い花火でも湿気て火がつかないという状態でなければ、ちゃんと遊べます。
我が家でも、押し入れの奥にあった古い花火にもうダメだろうけど試しに、と火をつけてみたら大丈夫で、やっぱり花火って綺麗だね〜!と楽しく遊んだことがありました。
乾燥剤と一緒に新聞紙でくるんで湿気を取る方法もあるので、本当は捨てる前に花火をして火薬を使い切るのがいいのですが、古い花火、未使用花火をそのままの状態で捨てたいときは、どうすれば良いのでしょうか。
未使用花火は火薬が残った状態なので、いくら火をつけていないから、といってもそのまま捨てるのは危険です。
火薬は、完全に水に濡らすことで酸化剤が分解して火がつかなくなります。
未使用花火を捨てる場合は、1日以上水に浸け、水の中で火薬部分を溶かしてから、使用済みと同じく市町村の分別にしたがってゴミに出すようにしてください。
ロケット花火もゴミに出していい?
空高く飛んでいくロケット花火。
普通の手持ち花火よりも強力に感じますが、ロケット花火も普通ゴミとして捨てられるのでしょうか?
使用済みのロケット花火であれば、手持ち花火と同じように水に浸けてゴミに出すことができます。
問題なのは、未使用のロケット花火です。
ロケット花火には本体がプラスチック製のものもあり、水が浸透しにくい作りになっています。
ロケット花火だけでなく、打ち上げるタイプの花火も、プラスチック製の筒のものが多いですよね。
おもちゃ花火でも、未使用のロケット花火や打ち上げ花火は火薬の量も多く、水に浸しても水が浸透しにくいので、慎重に処分しなくてはなりません。
公益社団法人「日本煙火協会」では、
としています。
プラスチック部分の多い花火もありますので、捨てるときは各自治体の分別の指示を確認し、よくわからない場合はメールや電話で直接問い合わせましょう。
まとめ
家庭で花火を楽しむときは、バケツにビニール袋入れてそこに水を張るようにすると使用済み花火の後始末が楽です。
花火は湿気らないように保存すれば10年近く持ちますから、古い花火も思ったより大丈夫です。
なるべく使ってから捨てるようにしましょう。
未使用花火を捨てる場合は、水に1日以上浸し、火薬部分を溶かしてから自治体の決まりに従って少量ずつゴミに出すようにして下さい。